数年前の、仕事先での出来事をふと思い出しました。
ホテルで働いていたときに、わたしが雇用されていた会社Aは、
ホテルの運営会社である会社Bから委託を受けている会社でした。
わたしはパート勤務で、所属している会社Aの社員さんの指示に従い、
そしてその社員さんは、運営会社Bの社員さんの指示に従うという構造になっていました。
あるとき、バックヤードでなにやら大きな声が。
Bの社員さんがAの社員さんに、剣幕な表情で詰め寄っているところに遭遇しました。
B: あの件どうなってんの?
A: あのことでしたら、昨日手配しておきましたけれども。
B: 違う!
A: え?えっとあの件は、
B: 違う!
A: (何が違うのかわからず、え?という表情)
Bの人が一人でものすごいキレてるんですけど、Aの人からしたらなんのことかさっぱりな状況。
でも優しい人柄の方だったからか、勝手にキレられていても何も言い返せず、え?え?ってなってました。
そのBの人は、Aの人が自分の世界に自ら呼び寄せた人なんでしょうし、別に誰が悪いとか、誰が被害者だとか言いたいための例ではないです。
このことを記事にしようと思ったのは、
意味も分からず勝手にキレられて、何も言い返せないって、ストレスたまるだろうなあって思いません?
ということを言いたかったのです。
日本人の気質なのか、目上の人、年配の人、先輩、先生、上司、親とかに対して、自分の意見を言っちゃいけないって雰囲気ないですか?
そういう人たちから、これはこうなんだって強く言われたら、理不尽に思っても、不満を感じてもこっちがぐっと我慢してなきゃいけないみたいな。
儒教の影響が濃い韓国もそういう感じだと、海外で会った韓国の人から聞きましたけれども。
なんかそういう考え方って、これからの自由な時代にそぐわないだろうなあって思うのです。
何か言われて意味がわからなかったら、
「失礼ですが、あなたの中ではわかっていることでも、わたしにはわからないので、詳しく話してもらえますか?」
ってちゃんと言う。
これはこうだという押しつけに対しては、
「わたしの意見はこういう感じです。一つの考えに絞るより、色々な人の意見を集めて、多角的な視点で見ていった方がいいと思います。」
というように、自分の意見を述べる。
注意したいのは、感情的になって意見を言わないこと。
日本人は議論に慣れていないので、自分の考えを述べようとすると、議論ではなく口論になる可能性があります。
冷静に、なんならちょっと余裕の笑みを浮かべながら、自分の思いを伝えることができたら、言われっぱなしのストレスはなくなるでしょうね。
余裕をもって自分の意見を言うなんてできない、しょっちゅう言われっぱなしでイライラしているという場合は、
高圧的にものを言ってくる人、自分の意見を押し付けてくる人を、自分で引き寄せているのだということを、まずは理解する必要があるでしょう。
現実のすべては自分の波動で引き寄せているのだから、ストレスの溜まる現実も、自分で創り上げたものだということです。
言われっぱなしの人間関係で悩むのはもうそろそろ卒業しませんか?
芯をもって自分の意見を言うことができるようになれば、自分に自信がついて、自分の理想の人生も自分で創っていくんだという意欲が湧いてくるかもしれませんね
温もりヒーラー ゆかり