私のイメージカラーはブルー。

もちろん青い薔薇からきてます。






2年前までの私

イメージカラーはピンク





ブルーは嫌い。
ピンクがいい。
小さい頃、ずっと言ってた。

お兄ちゃんのお下がりのブルーは嫌。
女の子は赤かピンクなのよ。

ブルーは寂しい色
明るい赤かピンクがいいの。

ブルーは地味で目立たない
派手な赤か可愛いピンクがいい。

ずっとそう思ってて

でも母は女の子らしいものや華やかなものが嫌いで

赤はダメ
ピンクはダメ
長い髪の毛もダメ
スカートもダメ
お人形もダメ
チャラチャラしてていやらしいって
それを私に押しつけた

私はモンチッチみたいな頭で
青いTシャツにショートパンツ

いつも外で
兄の友達の後ろを追いかけてる
どんくさい小猿だった

不細工な猿

皆は私をそう呼んだ

同い年の女の子も
近所のおばさんも

私は不細工だから皆にいじめられるんだ

仲間に入れて貰えない

そう思いながら
兄の後ろを追いかけていた

私が女の子と遊べないのは
男の子みたいな格好のせい?
変な髪、汚い服
だから私と仲良くしてくれないの

お母さん
女の子のお洋服を買ってよ!
髪の毛、短く切らないでよ!

そう
言えれば良かった

母は自分が正しいと絶対に曲げない人で
ヒステリックで鬼みたいで怖かったから

弱虫な私は言えなかったんだ





私は
その時の小さかった私に会いに行き
髪の毛を綺麗に巻いてあげ
リボンを付けて
ピンクのフリフリのワンピースを着せてあげた。

「とっても可愛いよ」と
抱き締めた。



涙でグシャグシャになって
目が覚めた

小さかった私の傷付いた心は
楽になれただろうか


今の私は
ブルーも似合うよ

男の子の色なんかじゃない
寂しい色でも
不細工に見せる色でもない

大人になった私に
しっくりピッタリ似合う色だ




だって

地球に来る前の私は
元々、青だったんだから。

ね。