数日後、娘のスクーリングがあります。


スクーリングとは、年に数回、通信制高校への登校日のことです。

私は他校のことは分からないのですが、大抵の学校は試験を受ける日になっています。


娘は後期になってから転入したのですが、前に通っていた私立の全日制の単位が認められなかったため、1年分の25単位を半年で取ることになりました。



で、試験を受けるのは21科目。

1日に受けられるのは最大8科目なので、3日かかるわけです。


で、娘さん…ご存知の通りずーっと勉強せず、通学せず、引きこもっていたではありませんか。

なので、12月にもスクーリングのチャンスがあったのに、行けなかったのですよ。

今年度のラストチャンス、1〜2月のスクーリングにかけるしかないわけです。


12月下旬、通信制高校のサポート校から電話がかかってきました。

『◯◯ちゃん、マズイです。レポートと動画視聴報告書の提出期限が2月7日になっていまして、まだ1つも提出できていないので、このままですと単位を全て落とすことになってしまいます』

(レポートとは、問題集みたいなもので教科書見れば解けます。動画視聴とはパソコンやスマホで教科書の内容に合った授業動画を見ることです)


いや、単位落とすのなら、スクーリング受ける意味無いのでは?と突っ込みたくなると思われるでしょう。

しかし、ここからが娘の、ある意味恐ろしいところといいますか…


娘に、サポート校からの連絡事項を伝えましたよ。

すると、頭の中で計画が練られたようです。

なんと、あれだけサボりまくって手もつけなかった通信制高校の勉強をやりだしたのですからビビります。

そして、1ヶ月で1年分、自力で全部やってしまいました!本当にギリギリでしたけど、間に合わせてしまうあたりが恐ろしい…


年明けには1つも提出されていなかったのに、それがみるみる提出日が表に埋まっていく(ネット上で管理されてます)のを見ていた講師とスタッフの皆さん。ナンジャコリャ??状態だったそうですよ(笑)

そして、たまたま提出期限日が三者面談でしたので、キャンパス長に、

『ビックリしたわー。もう、全単位落とすか、数個だけでも単位取らせるか…と作を練らなきゃと考えていたんだよ。この短期集中の瞬発力は凄いよ。褒めてあげよう』

と、言われてましたわ。


というわけで、スクーリングを受けに行く意味が生まれたわけです。ギリギリでね。


でもね、こんな簡単に話が終わらないのが、娘なんです。


実は、三者面談の1週間ぐらい前、1回目のスクーリングを近場の名古屋で受けるはずでした。

お弁当作って、初めて行く場所なので私が一緒に電車に乗っていって会場まで行く予定でした。

はい、予定で終わってしまいました。朝、起きなかったのです。

最初に遅刻の連絡、数時間後に欠席の連絡。

なんかね、やっぱり無理か…と、受け入れてしまう私がいましたよ。もう、慣れてきた感じで、諦めちゃうのですよね。

けど、起きてきた娘は反省した様子。素直に謝ってました。

「頑張りたいのに、頑張れない」と泣いていた頃とは、少し違う感じがしました。


学校から【欠席者の次回予約フォーム】が送られてきて、親子で相談して、唯一予定が合って行けそうな静岡市へ行くことにしました。


はい。長い長い前置きでしたが。

タイトルに書きました、スクーリングの旅。

親子で静岡市へと行って参ります!(笑)

新幹線の距離ですが、娘のためです、仕方ありません。前泊でスクーリングに挑みます。

スクーリング中、私は暇なので観光でもしようかと企み中。

この話は、スクーリングから無事帰還してから更新しますね。