最近母乳外来の患者さんとお話していて思うことが沢山あります
産後1ヶ月から1歳過ぎるまで、毎月欠かさず母乳外来に通っていて、通わなければ母乳が出なくなると思っていた方
もともと混合育児をご希望なのに、産後8ヶ月の今まで、昼夜問はず3時間毎の授乳をしてこられ、何度も乳腺炎を繰り返しては母乳外来に行く、の繰り返しで母乳育児が辛くてたまらない方
夜間全く起きない赤ちゃんなのに、母乳の出が悪くならないようにと夜間も目覚ましをかけて3時間毎に起こして授乳するよう言われ、1歳近くまで続けてこられて体重が5キロも10キロ落ちた方
そんな方に本当にたくさん出会います。
母乳を与えることはとても大切なことです
ですが母乳がストレスで一年近くイライラして過ごしたり体調を崩したり、自分が悪いと責め続けたり…そんなことがいいとは思えません。
母乳外来をしていて、これまでの育児を聞いて、一緒に泣きそうになることが度々あります
うちの息子のように、一歳過ぎるまで夜間1~4時間毎の授乳が必要な子もいれば、生後数ヶ月で夜中起きなくなる赤ちゃんもいます
月齢が進んだ赤ちゃんを見て一番思うことは、月齢によって発達であったり、離乳食であったり、生活リズムであったり睡眠の質を考えてあげる必要が出てくるわけで
母乳のことだけを考えればいいというわけではないということ
赤ちゃん一人一人に個性があり、母乳育児は千差万別です。
母乳育児は楽しいものです
授乳時間は赤ちゃんとママにとって、癒しの時間のはずです
当院を受診される方には、母乳育児の押し付けではなく、赤ちゃんとママにとって最善の方法を一緒に考えて提案してきたいと強く感じています。
お一人お一人とよくお話をして、その方のご希望と生活スタイルに合わせた方法を提案していきたいなと思っています。
かなり熱くなり長くなってしまいましたが
母乳育児に悩んでるママに伝えたいことでした
最後まで読んでいただいてありがとうございました