平塚にstudio cooca(クーカ)という

知的障害と言われる方々の

クリエイティブな才能を、

働きながら大切にしてくれる事業所がある。




所長と職員のしっかりした思いと共に

コミュニケーションが活発な所内は心地良さそう💓


たくさんの素晴らしい作品と、

彼らに会って感じた事が色々あった。



どの作品も色使いが本当に明るく美しい

彼らのクリエイティビティと

その作品が益々光り輝くように

ディスプレイしたり、商品にする

coocaの人々のアイデア。


何が健常で何が障害なのだろう。

たまたま一つの能力が秀でている。


他のどの部分よりもものすごく

素晴らしい部分を持っている。


健常者と言われる人たちの、

どれだけの人が  本当に心自由に

のびのびと、ありのままの

自分を生きているのだろう?


日々苦しく不自由さを感じ、

制限の中で生きている事と


自由にのびのびと

自分の得意を感じるままに表現する事。


所狭しとグッズが並ぶ

細かさと目を惹く色使い


魂のままに生きている彼らと

不自由さの中で生きている人々と

なんの差があるのだろう。


そしてカテゴライズして

排他的なシステムに閉じ込めるのだろう。


もちろん実際に

危険な目に本人が遭う事もあるだろうから、

人の目や手が必要であり、

物理的にサポートは必要な場合もある。


自分の才能を最大限に生かし、

なんの枠もない彼らの表現と行動には

とても癒される。


既にどこかで使われていてもおかしくないクリエイティブな作品


人って本来これでいいんだよね!

そんな風に思える。


彼らの生き方は枠にとらわれず、

表現を自由にしていい。

私達にそう教えてくれているように思えた。


私には

知的障害や自閉、登校拒否と世間では呼ばれ、

フリースクールに通うなどの

お子さんを持つお友達や親戚がいる。


ご家庭では大変な面ももちろんあるが、

そう言う子供達から

教わることもたくさんあると言う。


癒されるという。


彼らは生き方の

見本を見せてくれている様に思う。


人には得意不得意がある。


知識を付け学びたい人が学べばいいし


絵を描いたり

クリエイティブな事で表現者として

在りたい魂もたくさんいる。


ワクワクする明るい店内はカフェになっておりランチも頂ける


センスのいいディスプレイ

私はマタニティクリニック勤務と

自身の経験から、

命を生み出すことの奇跡を知っている。


お母さんも赤ちゃんも命がけなのだ。


そんな思いで生まれてきた命。

この世に生まれてきた命に

魂に、なんの違いあるのだろう?


命がけで産んだ我が子に、

自責の念と罪悪感で苦しみ

社会では冷たい視線を感じる。


なぜ?なぜそんな思いを母親や家族や

本人がしなければならないのだろう。


私たちに学びを与える役割を選び、

自らがあえて違うことを選択し、


気づきをくれるメッセンジャーであり

魂レベルがとても高いと言われている。

名前の絵もすべて本人のアイデア  ゲームキャラ


シャドウボックス  ひとつひとつの作業がとても丁寧

小さい頃から不思議だった。

見かけが違うだけで、

可哀想と哀れむ周りの大人達


なんだか近寄っちゃいけないように

避ける雰囲気。


見た目が違うだけで

自分と同じ様に  心や魂を持つ人なのにと。


だから私は私が人と向き合ういつもと

同じように接してきた。


魂という言葉はその頃知らなかったけれど、

今思うと小さい頃私が感じていたのは、

魂のこと。



彼らはとても才能豊かで

クリエイティブで素晴らしい感性の持ち主。

夢がある 素敵な絵

チョコレーのパッケージにも


彼らの魂がこの生き方を選択して

ここにきたのではあるけれど、


周りの人たちが

自身の心のどんな目で彼らを観て

接するのかの影響は大きい。


みんなひとつ。

全てあっていい。

違いを受け入れる事。


健常、障害

そんな二極の目で囲われた世界が

少しでもただの違いとして、

私たち周りが観る目を持てるようで

在りたいと思った。


彼らの屈託のなさ

純粋さ 素直さ  魂のままである部分。


人は自由でのびのびしている環境であれば、

これだけ自分の才能を開花させる事が

できるものなのだと、感心させられた。



皆さんは女優でタレントの東ちづるさんを

ご存知だろうか?


東ちづるさんは誰も排除しない

“まぜこぜの社会” めざし

一般社団法人 Get in touchを立ち上げ、


「平成まぜこぜ一座」を結成されている。


平成まぜこぜ一座は、リオ・パラリンピックで

注目を集めた「車椅子ダンサー」、

HIVの啓発を行う「女装詩人」、

芸能界で唯一の「寝たきり芸人」を

はじめ、「手話漫才師」「全盲の落語家」など、

それぞれの特性を活かした

30組以上のプロのパフォーマー集団。


このショーに、友達に声をかけて

もらった事で知ることになったが、

私はすぐに映画グレイテストショーマンを

思い出した。


友達にそれを伝えると、東ちづるさん自身、

その前から私のやっていた事よ♡と

話されているらしい。


素敵な思いだと思う。


こんな統合された社会になるといいな。

だって、魂はみんな同じ。


魂は傷も付いていなくて、歳もとらず、

皆等しい愛と光。


同じ源からやってきた一雫。


社会というシステムの枠に入れ、

人々の扱いを楽にしようと思うから、

どこかに歪みがあるのかとも思う。


私は何かを変えようとか、役に立とうとか、

何かをしようなんて大それたことは思っていない。


ただ楽しかったし、彼らはとにかく

楽しく笑い、素直に色々話してくれ、

純粋な魂に触れた気がしたこと、


凄くセンスのいい芸術作品に感嘆した

素敵な時間だったから。


それをここでシェアしたいと思った。


キャラクターや色合いもキラリと光る


マグカップやポーチ  ペンケース  栞などグッズがたくさん

ご家族には多くの葛藤や苦労もおありだろうし、

何も知らない、体験もない私がここで

何かを言うことはあまりに軽すぎるので

控えたいけれど、私の思いを伝えたかった。


子供は親を選んで生まれてくるという。


この両親ならば自分を生かせる、

そしてママを幸せにしたい

その想いできてくれた。


私も親だからわかるけれど、

我が子が活き活きと生きてくれる事、




それは

何より嬉しいこと。


studio cooca :

https://www.studiocooca.com/