茜ノ空 | 晴れた日は目玉焼き

晴れた日は目玉焼き

他愛ない日々を自由気儘に
そんな想いを綴っていく
言の葉ブログ。。。✏️

 

一、
人波に紛れ 
歩きだす改札口
少しだけ狭い遊歩道
抜けたらあなたの家が
見えてくる

初めて声を掛けられ
互い惹かれ合って
初々しい程に手も
繋ぐこと躊躇ってたね

おだやかな陽を浴びて
育てた想いは
季節がたとえ変わっても
ふたりは続くと信じた


二、
それから幾度めかの
四季を過ぎたある日
あなたからの心変わり
告げられた私の瞳に
溢れた涙

ひとつ1つの想いが
走馬灯のように
駆け巡って行った
もう二度と帰らない

あの日と同じ景色の
茜色の空は
すべての悲しみをそっと
優しく包んで消えた


あの日と同じ景色の
茜色の空は
今日も道往く人を
優しく包んでくれる