やっと仕事がない週末がやってきて、11日目にして始めてメキシコシティの中心部へ。

メキシコシティーでは日曜日になると大通りが締め切られ、自転車専用道路に。多くの自転車が闊歩する様はまるで中国。排ガスに悩まされてきただけあって、貸し自転車も街中に配置されてたりして結構利用されている。

まだまだゴミの分別などエコロジーに配慮しているとはいえないものもあるけれど、日曜日ばかりは少しばかり空気がおいしいような・・気もする。

日本は道が狭いせいかまだまだ自転車道が整備されてなくて、自転車好きは肩身の狭い思いをしていることだろう。自転車先進国のオランダやスペイン、さらにはメキシコを見習って少しは自動車の利用を控えてみてはどうだろう。

建築に夢をみた (NHKライブラリー)/安藤 忠雄
¥966
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建築初心者の私にとってもわかりやすく書かれており、近代建築の概要がつかめる。安藤忠雄氏に影響を与えてきた世界の建築の数々を旅を通して紹介しながら、「住む」ということのありかたを問う。

安藤氏の場合、若い頃の旅を通して建築に目覚めたわけだが、それが芸術であったり文学であったりいろんなものに影響を与え得るのが旅なのだと思う。ゲバラが旅を通して社会変革を思い立ったように、いろんな価値観を取り入れることの影響力を改めて感じた。

ラバッツァ エスプレッソ VP(袋) 250g/片岡物産
¥840
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今まで安いブレンド・コーヒーを飲んでいたのでこれは美味しいと感じる。

ブエノスアイレスにいた時、高いコーヒーを買えずに格安のインスタント・コーヒーでしのいでいた。

その頃イタリア人の友達が持ってきた頬が落ちるほど美味しいコーヒーはこのLAVAZZAのエスプレッソだった。

一口飲めば、その濃さから頭が覚醒するようで、もうやみつきである。

これが無くなってしまったときが怖い。

獄中記 (岩波現代文庫)/佐藤 優
¥945
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「国策捜査」で東京拘置所に512日間拘留された元外務省専門職員の佐藤氏。

彼の獄中での生活を綴る。普通の人であれば檻の中に入ってしまえば精神的にも体力的にも参ってしまうのであろうが、強靭な精神力を持つ佐藤氏は獄中の生活を最大限に生かし、250冊以上の本を読破し、60冊以上の手記を綴った。

ただ、ここで強調すべきは強靭な精神さえあればどこででも生きていけるという訳ではない。彼にはいつかここから出られるのだという思いがあったからこそ勉学に励むことができたのだと思う。もし彼が終身刑になってしまっていたとしたら同じように勉学に身が入らなかっただろう。

著書を読んでもらえばわかるが、これほどの頭脳を生かして国益を第一に外務省に勤めてきた佐藤氏を512日間の長きに渡って拘留できる検察の権力の大きさを改めて実感した。

昨年発覚した最高検察庁の不祥事を機に、絶対的な権力を持つ検察の信用性は揺らいだ。検察というブラックボックスにメスが入ったことを契機に、国民全体でその影響力に注視していくべきであろう。

インテリジェンスの賢者たち (新潮文庫)/手嶋 龍一
¥420
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 随分かっこいい名前の本だけど、中身は薄い。200ページ程度しかないのに32章もあり、話しに盛り上がりがない。世界のインテリジェンス(情報)がわかるかなと思ったんだけれど、200ページじゃ無理があった。世界の多くを網羅しているように見えたけど、自分に残ったものはほとんどなかった。ただ、著者の「ウルトラ・ダラー」という本には自信があるようなので今後のぞいてみたい。

教育力 (岩波新書)/齋藤 孝
¥756
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私は教師になるつもりはないが、教師を目指す人は勿論、学校教育に携わらない人にも、読んでいただきたい本だ。

「教師というものは他人を理解できなければいけない。そのためにはできるだけ多くの本を読んでおく必要がある」と主張する筆者の意見には同感できる。

なぜなら本を読むということで異質な他者の心情を理解したり、全くかけ離れた他者に自分を重ね合わせることで新たな自分を発見できるからだ。

教師が生徒の心を理解できなければ、生徒も教師を理解できない。

学校教育にとどまらず、基本的な人間関係においても重要なことなのかもしれない。

イタリアからの手紙 (新潮文庫)/塩野 七生
¥420
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このようなエッセーは塩野七生さんの作品の中では特異な存在なのではないだろうか。

この本を読んで塩野さんが硬い歴史作家なのだという先入観は雲散霧消してしまった。
彼女が駆け出しのころにイタリアを友人と車で旅行し、ナポリで強盗にあった話しや、マフィアに関する話しは興味深い。現在のベルルスコーニ政権が何故あれほどいい加減にやってても政権を長年維持できるのかがこの国を知ればわかるような気もする。

イタリアの好きになれないところなんかも書いているけれど、やっぱり伝わってくるのが、作者はイタリアを愛しているということ。愛しているからこそ、目につくところも増えるのでしょうね。

ボローニャ紀行 (文春文庫)/井上 ひさし
¥530
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昨年亡くなった井上ひさしさんの「ボローニャ紀行」。

1088年創設のヨーロッパ最古のボローニャ大学をはじめとする古代の建築を保存するイタリアの中都市ボローニャを愉快に、時に痛快に描いていくのはやはりひさしさんらしい。

イタリア独特の共同体、「コムーネ」を通して、都市とは何か、自治とは何かを考えさせられます。


大企業が芸術の保存のために巨万の利益を市民に還元してきたのは、やっぱり芸術の国イタリア!

一方で芸術には目もくれず利益の獲得に勤しむ日本の企業のあり方をチクリと非難しています。


自分たちの日常・文化を守るため、ムッソリーニの嫌がらせにも共同体全体で抵抗したボローニャへなんだか行きたくなってきた。

読書力 (岩波新書)/斎藤 孝
¥735
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斎藤孝さんの「読書力」を読んだ。

一時間程で読める新書だけど今までどんなふうに本を読んできたかだとか、今後どんな風に本を読んでいこうか考えさせられた。

大学教授の筆者は「本を読んでいる学生」と「読んでない学生」が話し方でわかるのだそうだ。話し方や語彙に自然と今まで触れてきたものが垣間見えるのだろう。こればっかりは付け焼刃ではどうでもならない。

また、日本の宗教にはキリスト教の聖書やイスラム教のコーランなど絶対的なThe Bookといえる本がないことも日本人の多様性を受け入れながら、その中でよりよいものを詮索していく文化につながっているのだと指摘している。多くの本を読んで他人の考えや人を幅広く受け入れられる器の大きい人になりたい。

乱読したくなってきた!!

毎日、テレビやラジオを外国語で聞いている。

時事外国語ならやっぱりNHK WORLD RADIO JAPAN。18言語で放送されている。でもイタリア語やドイツ語がないのが残念。

NHKのラジオを一回聞いて使えそうな単語、言い回しがあればどんどんメモしていきます。2回目は意味を正確にとることを意識しながらしっかりと。内容もニュースなので新聞やテレビを見ていればわかるものばかりなので意味がとりやすい。これを一年くらい続けるとニュースで言っていることが結構わかりやすくなる。

ただ長い間聞いていると似たような単語が多すぎて語彙力の強化には使えないので、ある程度慣れてきたらhttp://delicast.com/tv で、現地のテレビやラジオを聞く方をお薦めしたい。ラジオの場合放送内容が音声で理解できず、言ってることがわからないときも多々ありますが。

他にはBBCのネット放送やスペイン語ならhttp://www.telesurtv.net/  (テレスール)など。ただしテレスールはベネズエラというお国柄上、チャベスばっかり出てきてアメリカの批判ばっかりでうんざりします笑。


イタリア語はANSAのニュースサイトもおもしろい。

http://www.ansa.it/