みなさま、こんにちは。
ニューヨーク州弁護士の田村ローサ京子です。
先日、知人から相談を受けました。
ネイティブの英語が聞き取れない!と。
知人は、最近、昇進なさり立場上、アメリカ、イギリス、オーストラリア、インド、シンガポール、フィリピンの方々とのオンライン会議の機会が、急増したそうです。
議題があらかじめ知らされている会議であっても、他のメンバーが何と言っているのか聞き取れない、とのこと。
知人が私に語った言葉は、次のようなものでした。
- 「今までちゃんと英語の勉強やってこなかった自分がいけないのだ。」
- 「高校までは真面目にやっていたし、点数も悪くなかったのに。」
- 「留学も、海外に住んだこともないから。」
- 「会議で他の国の人はペラペラなのに。」
- 「日本人は学校で英語は習わないの?と聞かれた。」
とても落胆して悲しんでおられ、自責の念に駆られている知人を見て、私も、本当に胸が痛くなりました。
劣等感でいっぱいになったあまり、本来聞き取れるものすら聞き取れず、頭が真っ白になってしまい、ますます聞き取れない、という悪循環に陥ってしまっているご様子でした。
日本語でお仕事されている時に、とても優秀で生き生きした方なのに、別人のようでした。
皆様も、このようなこと、おありでしょうか?
この事態を打開する方法はいくつかあるのですが、まず一番早くて簡便なのは、
「堂々とした態度をとる!!!」
と決めてしまうことです。
言うは易しだ、とのお声が聞こえてきそうですが、これ、本当に効き目あるのです。
堂々とした態度をとると決めて、その結果、聞き取れなかったら、「聞き取れなかったので、もう一度ゆっくり言ってください。(または)メールに書いてください。」と、言っちゃっていいのです。
こちらが堂々としていると、聞き返そうが、こちらのSpeakingが流暢でなかろうが、相手はこちらに合わせようとしてくれます。
相手が教養のある品格の高い方であればあるほど、言葉も国も超えて、堂々としているあなたを大切にしてくださいますよ。
聞き返すなんて恥、という概念は、日本人にはよくあるものですが、英語の会議の時は、忘れてください。
かなり気が楽になり、堂々としていられますよ!
そして、あなたの持っている本当の良さをが滲み出てくるようになります。
こうなると、どんどん状況が好転してきますよ!
是非お試しになってみてくださいね。必要なのは、ちょっとした勇気だけです。
Rosa