今回から、エッセンシャルオイルのお勉強シリーズを始めようと思います。
自分の勉強がてら。
よかったら、毎回少しずつでも覚えて行ってください。
第一回は、先日精油物語で気になった、ネロりとプチグレンから・・・
同じ植物から取れるので、どのような差があるのか見てみました。


※注
ここで紹介するのは、私が使用しているブランドのものです。
しかも、ロットごとに違うので現在のロットでの成分です。
その他のブランドと同じというわけではありませんので、
ご了承ください。


【ネロリ】

緩和作用
≪アルコール類≫
リナロール 37.10%
トランス-ネロリドール 2.80%
トランス-ファルネソール 2.57%
他 3.21%


鎮静作用
≪エステル≫
酢酸リナリル 22.30%
他 4.72%

森林浴効果
≪モノテルペン≫
トランス-β-オシメン など
11.04%


消化促進
≪モノテルペン≫
リモネン 9.00% 


【プチグレン】
鎮静作用
≪エステル≫
酢酸リナリル 47.30%
他 7.27%


緩和作用
≪アルコール類≫
リナロール 24.38%
他 4.37%


森林浴効果
≪モノテルペン≫
トランス-β-オシメン など
7.88%


消化促進
≪モノテルペン≫
リモネン 1.12%
 


緩和作用はネロリ、鎮静効果はプチグレンが高い
ということが分かります。


なんと、ラベンダーの酢酸リナリル含有量より多いのです。
ラベンダーで36%位。
ちなみに、一番多いのがクラリセージで76%。


森林浴効果はネロリの方がやや高い。


ネロりとプチグレンは、成分が似ています。
同じ植物だから当然といえばそうなのですが、
プチグレンの香りのほうが、すっきりとシャープな感じです。


やはり、ネロりに特有の成分
トランス-ネロリドール
がある事で、あの何ともいえない香りになるのでしょうか?


その他、分析で出ないくらいの微量成分があるのは確かですが・・・