千葉県北部の下総台地と呼ばれる地域は水の便が悪く、明治時代までは牧場か軍の施設くらいしかありませんでした。(現在でも自衛隊の基地や、酪農関連施設は多くあります。)明治以降、徐々に開墾が進み、13の入植地が築かれました。これを東京新田と総称し、開墾された順番を表わす地名が着けられたのです。(千葉県なのに東京と呼ぶのは、新東京国際空港や東京ディズニーランドよりも昔に、先輩がいたのですね。)以下に、その13ある入植地の地名を示します。

僕の職場があるのは鎌ケ谷市です。下の、地名が入った図には初富がありませんが、概ね五香の近くと考えて下さい。鎌ケ谷は船橋と松戸に隣接しています。ちなみに職場の住所には、初富、が入っています。

初富(はつとみ、鎌ケ谷市)
二和(ふたわ、船橋市)
三咲(みさき、船橋市)
豊四季(とよしき、柏市)
五香(ごこう、松戸市)
六実(むつみ、松戸市)
七栄(ななえ、富里市)
八街(やちまた、八街市)
九美上(くみあげ、香取市)
十倉(とくら、富里市)
十余一(とよいち、白井市)
十余二(とよふた、柏市)
十余三(とよみ、成田市・多古町)

chizu