【学生アメフト】 11/23(日)東西リーグ ☆全勝対決で迎えるリーグ優勝決定戦☆ | アメフト交差点

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明日、11/23(日)には関西・関東の学生リーグの優勝を決める大一番が行われます!!
勝者(=リーグ優勝チーム)は甲子園ボウル進出をかけて次週西日本/東日本代表校決定戦をそれぞれ戦います。
敗者(=リーグ2位チーム)は甲子園への道が断たれます。なお、今年からアミノバイタルフィールドで「TOKYO BOWL」と銘打ってこの関西と関東の2位同士が対決するボウルゲームが開催されますので、12/7に今年のチームでもう一度だけ試合をやることができます。


関西:引き分けの場合、2チーム同率優勝。
次週生き残りをかけてプレーオフを実施。(この際はタイブレーク=延長戦ルールが適用され、必ず勝敗が決まる。)
西日本代表校決定戦は12/7に延期。
関東:関東学生リーグ全試合でタイブレーク=延長戦ルール制が導入されているので、この試合でも引き分けはなく必ず勝敗が決まる。



<関西学生リーグ Div.1 最終節>
関西学院大学ファイターズ vs 立命館大学パンサーズ
(ともに6戦全勝)
@キンチョウスタジアム(大阪・長居)
キックオフ時刻 14:00


テレビ・ネット放送:
LIVE中継 【NHK-Eテレ】 14:00~ ※関西圏ローカル
録画放送 eo光チャンネル 11/23 23:00~
録画放送 rtv(ネット配信) 11/23 23:00~
rtv配信ページ↓
http://www.ustream.tv/channel/ch01-reconnecttelevision



<関東学生リーグ Top8 最終節>
日本大学フェニックス vs 法政大学トマホークス

(ともに6戦全勝)
@横浜スタジアム
キックオフ時刻 16:45


テレビ放送:
録画放送 スカイ・A 12/7 22:00~
Football TV 有料配信


≪試合の見所≫

★関西編

昨年は0-0の引き分けに終わったこの対戦。
アメフトのスコアでまずお目にかかれないスコアレスドローで、それが示す通り守備合戦の様相を呈しました。
0-0なのにこんなに面白い試合はあるのか、というくらいお互いに攻め所を探っていたり試行錯誤をしている様子が伝わってきて、緊張感が高まる熱い試合でした。
しかし!今年は同じような展開にはならないでしょう。
もちろん共に守備合戦となるパターンも想定はできますが、お互いのオフェンスが昨年よりもレベルアップしている部分はあります。

特に立命館大学はここ数年この大一番に先発のQB(クォーターバック:攻撃の司令塔でパスの投げ手)が試合前、もしくは試合中に怪我をするケースが続いており万全の状況では戦えていなかったと思います。
しかし今年は4回生QB#4前田選手がここにきて非常に調子を上げており、安定感のあるパフォーマンスをしています。
軸はRB(ランニングバック:ボールを持って走る選手)#29玉井、#42長谷川らの切れ味鋭いラン攻撃ながら、それをうまくフェイクしてパスを投げたりドンピシャのタイミングで投げ込んでいけるのが前田選手。
ミスが少なく、まさに派手さはなくても「勝てるQB」として急激な成長を見せています。
万が一前田選手が怪我をするようなことがあっても、控えのルーキーQB#15西村雄斗選手は昨年まで立命館宇治高で先発を担いクリスマスボウルにチームを導いた経験もある素晴らしい素質を持った選手で落ち着きがあるので大きな心配はないように思います。

関学のディフェンスとしてはLB(ラインバッカ―:守備の2列目の選手)の副将#57小野、#47山岸、#43作道らができるだけランを素早く止め、立命のオフェンスの理想的な形である「ランをコンスタントに出して、そのフェイクからのパスでゲインを重ねる」というスタイルを確立させたくないところ。
また、最近の試合ではミドルゾーン(LBの裏、Sの前)が狙われている気がしますので、そこへの対応もどうするかは課題になるでしょう。
パスプレーの際もプレッシャーがかからなければ前田選手はうまくコントロールしてパスを決めてしまう力があるので、ブリッツも含めた「仕掛け」をどれくらい用意しているのかが楽しみです。


逆に関学のオフェンスvs立命のディフェンスを考えていきましょう。
関学はQB#11斎藤選手が立命守備の仕掛けに翻弄されないでいつも通り落ち着いてプレーできるか、というのがかなりポイントになってくると思います。
パスの遠投力、コントロールというのは学生界でも際立っていることは間違いないですが今年は昨年ほどは調子が出ているとは言えず、微妙なコントロールのミスがあります。
いかに冷静にプレーできるか、しかし立命相手に無難なプレーだけでは点を上げられないかもしれないので、思い切ってギリギリのところへコントロールして投げていく、レシーバーにしか取れない位置を狙っていくという積極性も大事でしょう。
それだけのことができる選手です。
一昨年の甲子園ボウル、当時の先発QB畑(現オービックシーガルズ)の怪我でまわってきた先発のチャンスに「何もできなかった(本人談)」という状況から学生一のレベルにまで成長した斎藤選手。
立命館相手にパスで点を上げれるのか、大きな試合になります。
もちろん主将のRB#28鷺野選手、さらには2回生のパワフルRB#40橋本にも注目ですし斎藤選手のターゲットとなるレシーバー陣も豊富なので、タレントに関しては言うまでもなく見どころたっぷり。
あとは若いOL陣がしっかり斎藤選手を守れるのかというのも大きな注目どころです!
関大戦ではブリッツに対応できていない部分もありましたが、そのあたりの修正も含めて楽しみです。

立命ディフェンスとしては看板のフロント7でうまくランを止め、斎藤選手のパスに対してはDB#23奥田、副将#13大貫らが対応することになります。
特に奥田選手は今年急激に台頭してきた「シャットダウン」コーナーバックであり、自分のサイドへのパス攻撃への対応は非常に素早いです。
関学のレシーバー陣との1対1は他の試合では経験していないくらいレベルの高い争いになると思いますが、それでもカバーしきれるのか?
注目したいです。
大貫選手はハードヒットが持ち味なので、パスをキャッチしたレシーバーに対して鋭く、すばやくタックルする姿を見せてほしいところ。
関学はランアフターキャッチ(パスをとったあとの走り)でゲインを重ねようというプレーも多いので、もしキャッチされてもすぐに仕留めることが出来れば関学を悩ませることができそうです。
また、ブリッツをうまく駆使して斎藤選手自身にプレッシャーをかけ続けることができればかなり立命館に有利な流れがくることも予想されますので、こちらのほうもそういった「仕掛け」が楽しみです!

そして、スペシャルチーム。
特に両軍のキッキングは大事になるはず。
3点を確実に積み続けることができたほうが勝利に結びつくように思います。



☆関東編

関東のほうは関西ではほとんど試合が見れないということもあり、あんまり見どころ紹介は深くできませんことをお許しください(>_<)

まず、日本大学QB#18高橋遼平選手のパフォーマンスに注目。
昨年1回生ながらチームを甲子園ボウルに牽引しました。
身長が確か168cmとQBとしては異例な小ささであるにも関わらずその身体を活かした機動力で相手のラッシュをかわし、確実なパスコントロールでレシーバーにパスを投げ分けるという素晴らしい選手です。
法政ディフェンスはDLが手を上げるなどして高橋選手のパスをカットしようとするはず。
昨年のあずまボウルでの同対戦、甲子園ボウルでの関学戦ではこのパスカットに苦しみリズムが出ない展開も続いたので、この試合ではどう改善するのかが一つ注目。
そしてRB#34高口選手を中心とした地上戦をどう織り交ぜるのか、効率よくランを使っていくのかというのもポイント。

法政のディフェンスは昨年まで絶対的な存在だったLBの田中喜貴選手(現ノジマ相模原ライズ)が抜けましたが、逆にそのことで「全員守備」を意識した集まりとそれぞれの守備範囲をうまくカバーしていくというのが出来ているようです。
日大のパス攻撃に対しては主将#90小林選手を中心にパスラッシュをかけ、この際機動力のあるQB高橋を逃げ回らせないように包み込むようなラッシュをかけることも大事です。
また、LBとDBがうまく連携してスピードのある日大レシーバー陣をどうカバーするのかというのもポイント。
もしマンツーマンカバーであればスピードで振り切られてしまう危険性もあるので、いかにそこに対してフォローできるのかというのもポイントですね。


法政オフェンスでは、QB#4近藤濯(あろう)選手を中心としたパス攻撃とRB#29田邊選手を中心としたラン攻撃をうまくミックスして攻撃し続けれるのかというのも見どころです。
そのためにはやはりライン戦、日大DLはサイズが大きく重たいと思いますがもしその圧力に負ける展開であればオフェンスがまったく機能しなくなる可能性もあります。
なんとかOLが踏ん張ってバックスに仕事をさせれるのかがポイント。
また、2回生QB鈴木貴史選手はいわゆる「走れる」QBであり、オプション攻撃を得意としていますので彼が登場して相手の守備を横に広げ、そこから今度は近藤選手の縦へのパス攻撃という形ができれば今度は普通のランもまた出やすくなると思うのでプレーの組み合わせが面白くなりそうです(´ω`*)

日大ディフェンスは昨年に引き続いて強烈なプレッシャーをかけれる破壊的な布陣が揃っています。
但し法政大学は見え見えのパスをやるよりもオプションやランを軸としてくることが予想されますので、全体としていかに早く前のほうでプレーを崩していけるかが大事になります。
また、DB#2下水流(しもづる)裕太選手らDB陣はランのフェイクにつられてあがるのではなく、冷静にバックフィールドをカバーし続けたいところ。
そうなるとやはりライン戦とLBの動きでできるだけ相手に圧力をかけ、全体としてうごきやすい形を維持したいところでしょうね。




いやー、東西とも明日の決戦が待ちきれませんwww

是非学生たちの勇士を試合会場で見ましょう(*´ω`)!!
日本で、ここまで本気で、この試合に全てをかけるというそれぞれの姿が見られることはなかなかありません…!