最近ばたばたしてて更新頻度が少ない中でも、当ブログにアクセスして下さる方々がいて嬉しい限りです。
放送予定とかも間に合ってなくて、参考にされてる方々には申し訳ないです(>_<)
この記事をアップした後に8(金)の放送予定分からのまとめをあげようと思うので、また参考にして頂いて少しでもアメフトの放送に触れて頂ければ幸いです!
では、今回もアイシールド21から、ポジションについて学んでいきたいと思います!
ディフェンス編、前回までで大方は紹介し終わりました。
・アイシールド21に学ぶアメフト 第7回 ポジションを知る!ディフェンス CB編
・アイシールド21に学ぶアメフト 第8回 ポジションを知る!ディフェンス S編
・アイシールド21に学ぶアメフト 第9回 ポジションを知る!ディフェンス DL編
今回はディフェンス編のラスト、 LB(ラインバッカ―) を紹介していきたいと思います!
ディフェンス(守備)編
LB(ラインバッカ―)
アイシールド21では、セナのライバルであり続けた王城ホワイトナイツの進清十郎(#40)や、巨深ポセイドンの筧駿(#41)、神龍寺ナーガ・守備時の金剛阿含(#2)らがつとめるのがLBであり、アイシールド21の中ではかなり取り上げられることが多いポジションだったと思います。
ではまず、今回もWikipediaの アメリカンフットボールのポジション から引っ張ってきた図でLBのプレー開始時の位置を確認してみることにします!
※ここで注意点!
前回のDL編でもお伝えしましたが、もう一度。
アメフトのディフェンスのフォーメーションには、ざっくりと大きく分けるならば3-4ディフェンスと4-3ディフェンスの2つに分類することができます。
これは複雑なことではなく、
4-3
=DL4人、LB(ラインバッカー)3人 の守備体型
3-4
=DL3人、LB(ラインバッカー)4人 の守備体型
という、DLとLB(ラインバッカー)の人数の違いによって分けているだけです。
但しこの違いでちょっとずつ選手たちの役割が変わります。
今回は「アイシールド21に学ぶアメフト」なので、アイシールド21に登場するチームのほぼ全てのチームが採用している4-3守備でのLBの役割を中心に紹介していきます!
※『アイシールド21 公式データブック 超選手列伝 BALLERS HIGH』によると、守備の基本体型を3-4にしているのは神龍寺ナーガだけでした!
※最近は試合中でも 4-3体型 と 3-4体型 を場面によって巧みに使い分ける「ハイブリッド」と呼ばれる守備のやり方も流行ってます。
[参考]
時代は3-4守備へ、ディフェンス派閥争いも今季の見所 [生沢 浩]
(NFL JAPAN.COM コラム より)
さて、では 4-3守備 でのLBについて話していきたいと思います。
もう一度上記の4-3守備の図も参照しながら見て頂きたいのですが、LBの中でも、ど真ん中に位置する選手がMLB(ミドルラインバッカー)、両外側に位置する2人の選手がOLB(アウトサイドラインバッカー)という風にLBの中でもまた少し役割分業がなされています!
その中でも、進さんや筧くんのポジションはMLB。
この真ん中のLBは、まず相手がランプレーをしてきた場合に、ボールを持っているランニングバックを直接追いかけて早い段階で仕留める役割を担うことが多いです。
DLが攻撃側のブロッカーとやりあうのに対して、MLBはボールを持っているRBを直接タックルしにいきます。
もちろんブロッカーが漏れてきた場合はうまく処理して早くRBのほうにいかないと、ズドーンと抜けてそのままロングゲインされてしまうことになりかねないです。
アイシールド21でも度々描かれている通り、ランを止めるのに重要な役割を担うのには間違いないです。
ただし漫画ほどRBとLBが広いエリアで1対1になることは少ないです。
どちらかというと中央でぐしゃっとしてるとこでの攻防が多いですからね(笑)
次に相手がパスプレーをしてきた場合。
この場合は中央の短いゾーンのパスカバーを担ったり、中央からQBに向かって突進してプレッシャーをかける(=ブリッツ)をすることがメインの役割。
さらにもう一つ、大きな役割として、MLBの選手は守備の選手全員にコーチからの指示やプレーの伝達をすることが多く、守備版のQBのような働きをすることもあります。
守備のど真ん中かつそういった役割も担うので、フィールド全体を見渡して行動できる能力が必要です。
NFL(米国プロアメフトリーグ)の「セントルイス・ラムズ」所属のMLB、ジェームス・ローリナイティス(#55)のYouTube動画があったのではっときます!
「かなりゴリゴリしてるな!!」と思われるかもしれませんが、ガツガツ当たるポジションなので、これぐらいガタイがないとやってけないのが現実のラインバッカーです。
それでいくと進さんも筧くんも70kg台なのでちょっと細すぎる印象ですね。
次に、両サイドにいるOLB。
OLBもMLBと同じような役割で、相手がランの時は素早く動いて直接RBをタックルしにいくし、相手がパスの時は短いゾーンのパスカバーやブリッツを仕掛けることがあります。
右側のOLBは右を中心に守るし、左側のOLBは左を中心に守るし、という形です。
ただし両サイド、大外をスピードで展開してくるようなプレーを相手がしてくる場合があるので、より俊敏かつ早い判断が求められるといえるでしょう。
さて、ここまで「アイシールド21」の守備体型にも多い4-3守備でのLBの役割を紹介してきました。
最後に、神龍寺ナーガの3-4守備でのLB選手の役割も紹介します。
3-4の場合は、一般的に
ILB2人 と OLB2人 で構成されます。
まず真ん中のILB2人の役割は、MLBと同じような感じです。
しかし、MLBとは違って中央を守るというよりは中央も含めて広い領域を守るイメージ。
どういうことかというと、4-3のときはOLBが右と左のサイドを守ってくれてたけれども、3-4になるとOLBが前に前にプレーすることが多いので外側にプレーが展開されたときにそこが空いてしまう場合があるのです。
そこで、ILBが右に左にと2人で役割を分担してより広範囲を守ることが必要になるのです。
ILBは2人いるから楽だ、ではなくて、むしろILB2人がラン潰しにパス止めにと幅広く動き回る必要があるのでなかなかしんどいポジションだと思います。
そして、3-4でのOLBの役割。
先ほども申し上げた通り、OLB2人は前に前にプレーして早い段階で相手の攻撃を崩してしまえ、あるいは潰してしまえという動きを見せます。
特に相手のオフェンスラインの外に位置して、そこから猛スピードでパスラッシュ(QBを潰すために突進していくこと)をすることが多く、どちらかといえばDL編で紹介した、4-3でのDEみたいな役割を担うことが多いです。
なのでスピードとパワーがあって破壊力を持ったスター選手が排出されることも多いのがこのポジションです!
NFL(米国プロアメフトリーグ)の「サンフランシスコ・49ers(フォーティーナイナーズ)」所属のOLB、アルドン・スミス(#99)のYouTube動画があったのでこちらも参考にはっときます!
長い手足、そして押し込むパワーと回り込むスピード、相手のブロックを外すテクニック、様々な能力を持ち合わせているのが彼です。
あとはフィールド外での問題児っぷりがなければ、彼はホンモノのスターなのですけれどねぇ…ww
という感じで、今回はLBを紹介しました!
オフェンス編ディフェンス編が終了しましたが、また主要なポジションとしては「スペシャルチーム」としてキッカーやパンター、リターナーなどの紹介が残ってますので次はそちらを紹介したいと思います(*´ω`*)
(例のごとくまたいつ更新するかはわかりませんがww)