過去3回ではRB、QB、WRを紹介しました。
・ アイシールド21に学ぶアメフト 第2回 ポジションを知る! オフェンス RB編
・ アイシールド21に学ぶアメフト 第3回 ポジションを知る!オフェンス QB編
・アイシールド21に学ぶアメフト 第4回 ポジションを知る!オフェンス WR編
今回は、「瀧ジェントル 夏彦バカ」と紹介されちゃったこともある泥門デビルバッツのなんでも屋、瀧夏彦のポジションのTE(タイトエンド)を紹介します!
盤戸スパイダーズの赤羽隼人のポジションでもあります。
アイシールド21の18巻19巻のほうもご参考に読んで頂きたいと思います(・∀・)!
オフェンス(攻撃)編
TE (タイトエンド)
タイトエンドはアイシールドの中では登場キャラも少なくて扱いが小さかったですが、現代のアメフトにおいては特に重要なポジションです。
アイシールド21:第10巻82話「仲間を探して三千里」でも、
「壁になったりパス捕ったり… 作戦によって役目が変わる何でも屋さん」
「タイトエンド次第でプレーに変化が出て 敵を翻弄できるって寸法よ!」
「ブロックにパスにと 何でもこなす奴じゃなきゃなれねーがな!」
と紹介されているようにそれぞれスキルポジションに分かれているアメフトにおいてはこのようななんでも屋さんはかなり特殊かつ、難しいポジションだと言えます。
ですがその分、いいTEがいることで選択できる作戦の幅がかなり広がって、破壊力バツグンのオフェンスが形成できるんです!
では、今回もWikipediaの アメリカンフットボールのポジション から引っ張ってきた図でTEのプレー開始時の位置を確認してみましょう。
色が変わってて「TE」って書いてあるポジションです。
C・OG・OT というのはすべてオフェンスのラインの選手たちのポジション名なのですが、基本的にはその5人の右端か左端にセットしていることが多いです。
この位置ですとランプレーの時はブロッカーとして参加できますし、パスプレーの時はここからパスコースに出てキャッチをすることができます。
このようにいろんなプレーに参加してくるのがタイトエンドというポジションですけれども、そのタイトエンドの中にもパスキャッチのほうが得意な選手もいればランのブロッキングのほうが得意な選手もいます。
パスキャッチが上手い選手を「レシービングタイトエンド」、ブロックが上手い選手を「ブロッキングタイトエンド」といいます。
レシービングタイトエンドはほんとにすっごいアスリートです!
スピードもある、背も高い、しかも当たり強い。
相手とのミスマッチを作ってガンガン活躍してくれます。
パスがメインのプレーの時はレシーバーの位置に入ることもあり、ほとんど大型のレシーバーに近い選手もいるくらいです。
(ニューオーリンズ・セインツのジミー・グレアムやニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンカウスキーなど)
もちろんレシーブのほうが特に得意であるということであってブロックもできますから、相手からしてみると非常に厄介です(;´Д`)
ブロッキングタイトエンドは、基本的にはランプレーのブロックやパスプレーでQBを守るブロックをメインに活動する選手です。
RB編 で紹介したFBのポジションを兼任することもあります。
地味ですがこの役割の選手がいるからこそ、RBやWRが活躍できます!
あと、控えのオフェンスラインの選手がブロッキングタイトエンドとしてTEの位置にセットすることもあります。
審判に申請さえすればオフェンスラインの選手であってもTEの位置に入ってパスキャッチをする権限を得れます。
このようにTEがマルチに働いてくれるおかげで、より威力のある攻撃が展開できるというわけでかなり重要なポジションであるといえます!
試合を観る時は是非注目してみて下さい(´ω`*)
☆おまけ☆
ニューオーリンズ・セインツのジミー・グレアムのハイライト動画。
Jimmy Graham 2011 Highlight reel