~第67回 ライスボウル~ 試合の感想 | アメフト交差点

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昨日(1月3日)、ライスボウルが行われました!
あ、再放送予定先に乗せときますね!


≪再放送予定≫
<NHK-BS1> 
10日(金) 19時~

<スカイ・A sports+(CS放送)> 
9日(木) 22時~
12日(日) 19時~
2月1日(土) 0時~


第67回 RICE BOWL
【社会人代表】 オービックシーガルズ 34○ vs 【学生代表】 関西学院大学ファイターズ 16×
(@東京ドーム) 

≪ライスボウル公式HP≫
「プルデンシャル生命杯第67回ライスボウル オービックシーガルズ、関西学院大学を下し史上初の四連覇」
(試合のスタッツ=成績もあります)

http://ricebowl.pyxey.com/ricebowl/news/report


というゲームでした。
実はこの試合、僕にとって初の遠征観戦でして、朝からワクワクしながら新大阪の駅に向かったんです‼
ところが。
例のJR有楽町駅の火災で新幹線がストップしてしまいまして、新大阪を出発したのが12時15分ごろ。
到着したのは16時前で、なんとか後半始まる寸前に着いた形でした。。
前半の模様はTwitterで実況して下さる方々やテレビを見ながらいろいろつぶやいて下さる方も沢山いらっしゃったので、助かりました
(特にアメフト観戦女子さんは、テレビを見ながら流れを分かりやすく実況して下さったので助かりました。ありがとうございます!
アメフト観戦女子
さんブログ→http://ameblo.jp/amefoot-kansenjoshi

Twitter見てると普段見ない人でも毎年ライスボウルだけは楽しみにしてる!という方も多くて、うれしかったですね(笑)
ただ昨年からNHK-BS1でしか放送しなくなったため、地上波しか見れない方も多いのにその点は残念です。
皆さん是非NHKさんのほうに意見・要望を送ってみましょう。
NHKさんはこちらの声をすぐに汲んで下さることも多いです。
今回のライスボウルの前に、「2011シーズンのライスボウル中継と同様にフィールドにも解説者の方を置いてほしい」と要望したところ、有馬隼人さんがフィールド解説で参加して下さるなど本当にありがたい対応でした。
今後ともNFL中継も含め御贔屓にさせていただきます(笑)

えーっと、何の話でしたっけ!←
あ、そうです。火災の影響。
ちょっとあれは想定外すぎましたね。。
新大阪では何人か「FIGHTERS」のジャージを着たOBらしき方々も見かけましたが、皆さん同じような状態で、今年は試合に間に合わないファンも多い残念なことになってしまいました。
(行けなくなったファンの方の中で、前売り券を持っている&JR東海道線不通のために行けなくなった方は
ライスボウル公式HP お知らせ
http://ricebowl.pyxey.com/ricebowl/news/refund
をご覧ください。払い戻しについてのお知らせです。)


しかもこの影響で
関学の控え&スタッフ約80名が試合開始に間に合わない事態にまでなってしまっていたというのは、より残念。
特に分析スタッフを欠くというのは、「緻密な戦術」を用いるスポーツであるアメフトにおいてはかなり厳しいものがあります。
しかしOBが駆けつけてスタッフに入ってくれたというのは素晴らしいです。
(元主将・松岡正樹さんが呼びかけをなさったそうです)

今季の関西学院のチームスローガン、「All for ONE」がOBも含め体現されたということですかね。

そのほかにも良い面・悪い面、多くの課題も見えたライスボウルとなりましたが、
そのあたりの試合内容からは少し離れた議論というのは、また今度じっくりやっていきたいと思うのでその時は皆さん一緒にどうしていくのがいいのかとか、考えていきましょう!


ではでは、試合のほうの感想を。
といってもいま録画のやつを前半だけ見て、現地で見た後半と照合させてるだけなんであんまり細かいプレーの感想・解説まではまだできないのですがww
簡潔に。

前半終了後のインタビューで大橋HCもおっしゃっていましたが、オービック側には「バタついた時間帯」がありました。
パスドロップ、反則、ミスと微妙なところでうまくいかない部分が見えました。
過去2年も同じようなことは起きていて、そしてなかなか持ち直すのに苦労したことでいい勝負になったという流れがありました。
しかしオービックは4年連続で日本一になるだけあって、今年はその辺の持ち直しが早かった。
少しバタバタしてしまっても、「あ~やってしまった。よしまぁ次がんばろ次!」っていう感じの気持ちの切り替えがうまくいったのでしょうか。
とにかくミスを引きずらないことであまり危なげなくいった感があります。
ビックゲーム慣れというのもあるでしょうし、個人能力では日本代表も多いオービックのほうが圧倒的に上ですから、その辺の自信が確固たるものになってこの試合にのぞめていたように思います。

あ、Twitterとかみてるとオービック側の反則に過剰に批判が集まっていたのが気になったのでフォローさせてもらいたいと思います。
フットボールにおいて反則はですね、もちろんしないほうがいいんだけどあってもしょうがないんですよね。
もちろん不必要なヒットなどがあるのはよくないですけども、その結果相手にヤードを与えてしまって苦労するのは自分たちなわけですから、はたからどうこう言う必要もないと思うんです。
むしろ相手が「ラッキー」って喜んじゃうのがアメフトの反則ですからね(笑)
あと社会人からしたら学生のブロックが「しつこく」感じてしまうのも仕方ないと思います。
やはり学生と社会人では笛がなってプレー終わるタイミングに違いがあるでしょうし、同じ競技ではあるけれど別のリーグでいつもはやってるわけですからその辺違いがでるのは当たり前かなと。
社会人のほうがフル稼働→プレーやめる っていうタイミング調整がうまいということもあるのかもしれません。(まぁ憶測にすぎないのですが…)
まぁやむを得ない部分はあるのかなと思いますね。
だからといって罵声や暴力はもちろんだめですが、昨日の程度なら「まー反則とられるわな」くらいの感覚でいいかなと。

またちょっと話がそれてしまいましたがwww
あと特筆すべきは”参戦”されてるシーガルズファンの皆さんですよ!
はじめて関東でのオービックの試合を見に行ったのですが、やはりクラウドノイズも大きいですし、いいプレーが出た時はスタンドが生きている様に見えるぐらい沸きます。
前半関学のセンターのスナップのタイミングミスがありましたが、あれはファンの皆さんで潰した1プレーと言っていいでしょう。
素晴らしいです。

関西学院の守備は例年以上に強固だったのですが、この試合ではやはりオービックのオフェンスラインが強すぎましたね。
攻守ともにライン戦であれだけ差があっては組立てが難しいですよ。
フロント7はちょっと太刀打ちできない状態でした。
でもその中において、相手のミスや反則にも助けられながらではありますが、あれだけ勝負にできていたというのはやはり関西学院の強さであり、プレー研究のたまものであり、準備してきたことの多さ・そしてその遂行力であり。
やりようによっては社会人に勝つこともできるという可能性を今年も感じさせてくれました。
QB#11斎藤選手もですね、らしくないパスミス等もありましたけれど、しっかりタッチダウンパスも決めましたし、そもそもこの試合うんぬんじゃなしに昨年から飛躍的な成長を遂げています。
来季こそは、という思いもひとしおでしょうし、2014シーズンまたどこまでレベルアップしたプレーができるのかというのが今から楽しみです。
それから関西学院は反則が2回20ヤードしかなかったのもすごいですね。
個人能力で差があるとどうしてもやってしまいがちな反則というのはいっぱいあると思うのですが、この少なさは称賛に値するでしょうね。
1試合だけでいろんなフェイクプレー、トリックプレーを見られるのもこのライスボウルならでは。
昨年は稀勢の里関がNHKの放送席にゲストで来ておられておっしゃっていましたが、あれだけいろんな工夫が見れると「おなかいっぱいですね!」ってことになりますね(笑)
フットボールならではのプレーがたくさんあって楽しかったです!


はい、いろいろ書きましたが
総括すると、
とにかくオービックシーガルズの攻撃ライン全員がこの試合の勝因であり、そして同時に今季のシーガルズの強さを支えたユニットだと思います!
MVPを受賞した#32RB原選手から「ライス」を分けてもらってください← (笑)

2014シーズンはどうなるでしょうか。
オービック関学
この2チームをつぶしにかかるそれぞれ社会人、学生チームがライスボウルの舞台へ上がるのか。
それとも来年もこの2チーム、あるいはどちらかは同じチームがくるのか。
早くも待ちきれない思いでいっぱいです(笑)

とにかく、今季も素晴らしい試合、楽しい試合をいっぱいいっぱい作り上げて下さった各チームにありがとうございます、そしてお疲れさまでしたと申し上げたいです。
そしてそれを支えたファン、家族、友人、すべての皆さんに感謝したいと思います。

2013シーズンの日本のアメフトに、感謝。