The Lady Wants to Know

少し余裕のある朝にぴったりなのがマイケル・フランクス

 

あ~、

ホットケーキ。

あ~、

ワッフル。

あ~、

フレンチトーストでもいい!

甘いもの好きオヤジの定番の甘いもの系ブレックファスト、、、

最近パンケーキっていうとハワイアンスタイルがもてはやされていますが

やはり歴史を知る大人としてはホットケーキにこだわりたいのです。

子供の頃から、焼き加減にこだわり続けてはや半世紀が過ぎ・・・

サクッと狐色に焼けた表面に四角いバターを乗せて

たっぷりのメープルシロップをかけていただくのが

我が流儀なのであって・・・

目玉焼きとベーコン2枚。ミルクとオレンジジュース。

それとできればバナナとアイスクリーム。

欠かせないのがちょっと濃い目に淹れたコーヒー。

 

 

 

 

Now I Know Why

 

ちょうど小学生になった頃にホットケーキミックスが出回り始め、

卵と牛乳さえあれば誰でも簡単においしいホットケーキが焼けるはずが

我がお袋は洋食が苦手。

粉と卵と牛乳の割合が不適切な上に。。。

片面が焼けてひっくり返すというと

アサリの足みたいに、ちょっとはみ出す・・・

何度焼いてもダメ。

真円に限りなく近くなけりゃならないのに

どうやっても楕円にしかならない。

しかもアサリの足付き!

これが許せずに自分で焼くことになって小一の夏以来

ホットケーキは自分で焼く主義を貫いた。

 

 

The Art of Love

 

そういう経緯で、生家においてホットケーキを食すときには

ホットケーキ職人として家族分を焼き続けたわけで・・・

両親に、祖父母、それに妹にまでとなると

そこそこな枚数をこなすわけで。。。

そのまんま、現在にいたって

我が家のホットケーキ、ワッフル、フレンチトーストは

人には任せることができないまま一心不乱に焼き職人として

焼き続けているわけで。。。

基本的に食べ物にはまったくといっていいほど

こだわりは無いのだけれど、

唯一???

朝食のホットケーキ、ワッフル、フレンチトーストの焼き加減だけは

譲れないのであります。

 

 

I'd rather be Happy

最近船橋の駅前にも幸せのパンケーキとか何とかいうのが

オープンしたそうで。。。

なんでもえらく列を作っているそうで。。。

食べてみたくはありますが、

いざその段になると

船橋駅近くなら北口の少し離れたロイヤルホストのホットケーキのほうを

選んでしまうのであります。

もしくは、家の近くのデニーズのパンケーキのほうに

魅力を感じてしまうのです。

あくまでも個人の好みで、単に好きであり美味いと思うからそうなのであって

比べてみて、どちらがどうだのというような無粋なことを

申し上げるつもりは毛頭ないのです・・・

 

 

 

Antonio's Song

ホットケーキ焼きの次にどうしてワッフルとフレンチトーストを

焼くようになったかといえば

それは大学三年の夏の間のホームステイ中のことで。。。

毎日のことなので、手数を掛けさせるのが忍びなく思い

ステイの二日目からはママ・スーに教えてもらって

朝のワッフル・フレンチトースト焼き職人を買って出たわけで。。。

と言うのも、

スーはダディー・トニーが経営するモービルGSの経理を預かっていて

そこには父の会社の経理と祖母の店の切り盛りをする我がお袋の姿が

重なるわけで。。。

それにしてもトニーと末っ子ビルはまだしも

長女・次女のスージーにミシェルの分までとなると

これまたそこそこな作業量なわけで。。。

さらに時折朝から遊びに来るスージーの友達ジェリーまで。。。

『お前ら、自分でやってる時はトーストだっただろ』・・・とも言えず、

彼女たちの巧妙な『豚を煽てて木に登らせる』作戦にまんまとはまって、

朝のクソ忙しい時間にハイスクール女子達の面倒を見る羽目になったという・・・

ママ・スーもそんな様子が嬉しそうだったので、まあ、いいか・・・

といった塩梅で・・・

しかし、努力は裏切らないというか、芸は身をたすくというか、

この朝食作りの経験が役に立つことになるわけで・・・

留学の初っ端で宿無し日本人を救ってくれた心優しき4人のアメリカ女子たち。

彼女達がシェアする一軒家に転がり込んだときにこの朝食作りの腕が

大いに喜ばれたわけで・・・

人間なんでも経験ですね。手に職とはよく言ったもんです。

 

 

フレンチトーストで忘れられない洋画のシーンがあります。

『クレーマークレーマー』で最初と最後のフレンチトースト・・・

ダメならやめればよいという浮かれた安易な考えが吹き飛びます。

子供がいる・いないにかかわらず。

私はそう思います。

 

ちなみにフレンチで絶対なのは

毎度ですみません。。。