30~50年代のパリの音、ジプシー・ジャズ。

ジプシー・スウィングとかホットクラブ・ジャズなんて

よばれることもあるわけです。個人的な好みであります。

どんなものかを、らしくはないと思うのですが

かいつまんで・・・サラッと。

フランス語読みだと”ジャンゴ・ラインハ”までしか発音しないという。。。

ステファン・グラペッリはイタリア的ラストネームだけれどフランス人。

彼らの バンド”Quintette du Hot Club de France”は

最初のオール・ストリング・ジャズバンドだったわけで・・・

正確に言うともっとも最初と思しきオール・ストリング・ジャズバンドの中の

ひとつであった・・・と、こうなるとなんとも歯切れが悪いのなんのって・・・

”One of the ~est”という英語表現の濡れ落ち葉的気色悪さが

キラッと光ります。

 

 

ギターとバイオリンの織り成すドラマッチクな空気が大変に

洒落ていて良いのではないかと・・・

この曲は、映画『ショコラ】の中でジョニー・デップのギターで

ジュリエット・ビノシュが・・・

 

 

 

ジャンゴのスターダストに、

グラペッリのスターダスト。

ジャズ・バイオリニストの”祖父”と呼ばれるグラペッリのスターダスト。

”父”より一代歴史を遡る”祖父”というわけで。

 

スターダストとくればやっぱり、

シャボン玉ホリデーのエンディングを思い出す。。。

★こんな感じでした。

遠い記憶の中に相当おぼろげにありますが・・・確かにあります。

このころのテレビがいけてると思います。

 

 

ジプシーギターとジャズバイオリンの天才コンビの”マリアージュ”・・・

ってんでしょうか?

当時のヨーロッパのジャズシーンをホットに彩る名コンビという・・・

ジャンゴはなかなかな破天荒ぶりの天才肌だったようで・・・

 

 

 

 

ジプシーという言葉は、最近では差別的意味合いを持つ言葉として

扱われることもあるそうで、

私的には、反資本主義的価値観をもつ生活様式に少々憧れを

抱いてしまったりして。。。

定住を嫌い、才能や感性を生活の糧に換えて生きる潔い自由の生活は、

一所懸命に耕してまじめに貯蓄する安定志向の農耕民族にとっては

かっこよさの極みであります。

 

 

 

ジプシーといえば・・・

”ジタン”とはスペインのジプシー娘を意味するらしいのですが

タバコとアラン・ドロンがジプシーの血を引く主人公を演じた

”ル・ジタン”を思い出すのであります。

 

 

めちゃくちゃかっこいいではあ~りませんか!

 

 

ちょっと話がそれますが、

スパシッシュギターの哀愁とドラマチックさは

他の音楽と一線を画す独特の雰囲気があり

魂の震えを感ずるところがなんともいえません。

 

そんな中で思うのは

やっぱり、アリゼー。可愛い。。。

 

それでは、楽しい週末の日曜をお過ごしください。