黒いかばん  

 

おまわりさんは、全知全能の存在だと教えられたし

子供心にそう信じていたので大きなインパクトを感じました。

何より対等の関係にある人間同士なのであって、

初対面なら名を名のり合うべきであるという

当たり前の自尊の精神を発見しました。

さらに、理不尽に聖域など無いのだと考えるに至りました。

 

 

ジェラシー


ジェラシーに関しての新たな解釈を得ました。

アメフトとブルース・リーでギュウギュウ詰めだった筋肉製の脳みそに

複雑な心模様の存在というものをうっすらと意識させという・・・

珠玉の名作でございます。

 

 

 

 

帰って来たヨッパライ

 

この曲がラジオから流れてきたとき、頭のよい知り合いは感じたのだそうだ。

『人はいつの日にか死んでしまうのに、なぜ物を食べ、なぜ生きていくのだろう。』

生きることの無意味さを感じて食べることを止めた次の日、

ふと思ったのだそうだ。

『もしかしたら、生きているうちに人が死なない世の中が来るのかもしれない。

その日までとりあえずものを食べ、生きてみよう。』

私はといえば、あいも変わらず何の躊躇も無く飲み食いし

ドリフを見て爆笑していた。

 

 

赤色エレジー

 

 

 

子供にはわかりづらい世界観だったんだけれど、

なんとも不思議な、不可思議な・・・

感覚的にいえば、大正ロマンとかレジスタンスとか・・・

歴史の中で思想や正義が敗れたり挽回したりのシーソーゲームを

繰り広げる狭間に見え隠れする大人っぽいエロ・グロさや

退廃的文化・風潮に対するロマンチシズムとか

そんなピンクとグレーが入り混じったような色彩の

キツネやタヌキに化かさて浮かされた世界に引き込まれたような

わけのわからない気持ちにさせられる。

当然、言ってることもハチャメチャですね。。。。

 

 

 

山谷ブルース

 

家業の仕事で初めて請け負ったハムの年末ギフトの仕事。

仕分けラインのおばちゃんたちとのせめぎあい。

おばちゃん同士の対立は若造の手に負える代物ではなかった。

ギフトの化粧箱詰めが終われば関東全域の営業所宛の配送の準備だ。

仕分けに人が足らない。

バブル時代の臨時労働力の確保は困難を極めた。

時給を上げ過ぎれば赤字になる。

困り果てて、学生時代の友人に相談した。

翌朝、トラックの荷台に乗ってやってきたのは

山谷から拾われてきた朝っぱらから酒の息を漂わす

『おっちゃん』ヒーローたちだった。

徹夜で仕分けの日々が続いた。家には帰れず、風呂も入れない。

おっちゃんたちは言った。

『頑張れるうちに頑張っとけば、後でいいことがある。』

そのとき以来この一曲を聴くと、とにかく今は頑張ろうと思う。

 

 

 

音楽には『放送禁止』というジャンルがあるのだと思ったのが・・・

 

悲惨な戦い

 

なるほど、バイトやパート労働に対して

有事の際の不測の状況に対する適切な対応を望むのは

酷というもだと~・・・思った♪

戦いには何が起こるかはわからない。

引力・慣性力、物理を解さないと

笑うことさえできないのかと~・・・思った♪