ろろんの避難所ぶろぐ -12ページ目

ろろんの避難所ぶろぐ

ドラゴンクエスト10

目覚めし冒険者の広場で、写真枚数制限のため
やむを得ず写真削除となった日誌をこちらへ移動しています。



「キータ様。具合のほうはいかがでしょうか」


「うーむ、面目ない。私としたことが・・・」


「随分熱があるようですし、頭を冷やすよう、

  手ぬぐいを持って参りますね」


「ろろね殿、お手数おかけします・・・」


「いえいえ。しばらくお休みくださいませ」


「はい・・・」







ここはおてんばなお姫様が住む、小さな小さなお城。

姫の剣技の教育係のキータは、何やら具合が悪い様子。


それを介抱するのは、姫の世話係のろろね。

今日は姫の世話ではなく、キータの世話をしているようです。





「さぁキータ様。あら、眠ってしまいましたか」




ろろねはキータの顔の汗をぬぐい、

頭に冷やした手ぬぐいを置きました。





「普段姫様に振り回されてますからね。

  疲れが溜まったのでしょう・・・」



ろろねはキータの髪をそっとかきあげると、

部屋から出て行きました。






それからしばらくして・・・。











「こんにちは~」



「あら、オレンジ様。丁度いい時に」


「キータさんですよね。しのぶさんから聞きましたよ」


「しのぶさん・・・。しの様のことですね。

  お会いになられたのですか?」


「ええ。しのぶさんは私と同じアズランに住んで

  いますから・・・。庭で薬草の世話をしていたら

  キータさんを助けてやってくれと」


「しの様は今日から休暇に入りましたので。

  わざわざその足で伝えてくれるとは。

  本当にお優しい方ですわ」


「ろろねさんが連絡をする手間が省けましたね。

  まぁ、とりあえずキータさんを」


「ありがとうございます。こちらへ・・・」



ろろねはオレンジを、キータの寝ている部屋まで案内します。



部屋へ入るなり、キータの顔をじろじろと見つめるオレンジ。






「ふむ。なるほど・・・」


「いかがでしょう?」


「ん・・・」


「おや、お目覚めですかね」


「おぉ。これはこれはオレンジ殿。

  私は眠ってしまっていたのか・・・」


「ふふ・・・。剣の達人ともあろう方が、

  こうもまったく気づかないとは」


「くっ・・・、返す言葉が見つかりませぬ・・・」


「オレンジ様。病人相手に言葉がすぎますよ」


「あっ、す、すみません・・・」


「それで、キータ様の様子はいかがなのでしょうか」


「ええ。風邪ですね。ただ今年の風邪はたちが悪くて・・・。

  キータさん、随分熱があるのでは?」


「確かに頭がぼうっとして、視界が霞んでいます・・・」


「まぁ、そんなに・・・」


「ふふ・・・。ひとまず解熱剤を用意しますので

  飲んでおいてください。しばらくすれば

  多少は楽になってくるはずです」


「おぉ・・・かたじけない」


「お礼なら私より、看病してくれている

  ろろねさんと、伝えてくれたしのぶさんに

  言ってください。私は私が出来ることを

  しているだけですから^^」


「まぁオレンジ様お優しい^^」


「ふふ・・・^^」



オレンジは、このお城のお抱え薬師。

彼の自宅の庭では、多くの生薬が栽培されています。

アズランの山々にも、薬の原料となる多くの

薬草が存在しているそうです。



「さぁオレンジ様、お茶をどうぞ」


「ろろねさん、ありがとうございます♪」


「そういえばろろね殿。今日は姫様はいかがされました?」


「姫様でしたら、先ほどしばしば様とお出掛けになられましたが」


「・・・しばしばとですか」





そのときキータの顔つきが変わりました。

そして重い体を起こし、何やら考え始めます。






「キータさん、横になっていたほうが・・・」


「いや、ちょっと嫌な予感がしましてね」


「歌を詠むため、景色の良い所へでも行かれたのでしょう」


「だとしたらいいのですが・・・」


「他に何かあるのですか?」


「話せば長くなるのですが・・・」








続く☆


次↓

http://ameblo.jp/rorondqx/entry-12112231051.html