☆アダルトチルドレンの思い出☆
昨日のニュースで、今後学校の道徳が教科化されるにあたり、あるクラスでデモンストレーションっぽい授業を行った様子が放送されていました。
この番組を見るまでは、道徳を評価対象にするなんて、いかにもお役人の考えそうなことだなぁと冷めていたし、
私が学校に行っていたころは、道徳の時間は、図工の時間に振り替えたり、体育大会の予行練習の時間に振り替えたり、何やらかんやらで振り替えたり・・・
って、それもどうかな?
まぁともかく、昭和な道徳の時間は終わりを告げるってことね・・・なんて、古き良き時代が無くなりつつあることが、何となく寂しくもあったのですが。
デモンストレーションを見て、クオリティの高さにビックリしました。
恐らく、そのクラスの先生が主旨を理解されていて、ものすごく頑張ったんだろうなということが見てとれたし、
児童も、賢っ!なかなか侮れん!
まず、進め方としては、あるシチュエーションを児童に提示して、自分ならどうするか?を各々考え、その理由を発表するというものでした。
その時のお題は、
図工の時間に、隣の席の子が「赤色の絵の具を貸して」と言ってきました。しかし、以前に2回同じことがあり、今回で3回目です。
さぁ、あなたなら、どうする?
そこで、児童たちは、まず、貸すか貸さないかを答え、後でその理由を発表していきました。
で、教科化といっても、貸すか貸さないかは、評価の対象とはならず、その理由が、
多面的に考えられている→A
相手を思いやっている→B
自分本意→C
で3段階評価するするとのこと。
「今日仕上げないといけないから」という理由で、貸してあげるとした子や、
「本人のためにならないから」貸さないとした子、
一番ビックリしたのは、
「他の色で代用できないのか?」と提案型の意見を出した子がいたことです。
これって、自分が逆の立場だったら、借りずにこうするかも?って考えたからかも知れないし、
どうしても貸すのが嫌だったから、何とか貸さなくて済む方法は・・・と、とにかく考えたことが良くわかる答えでした。
それに、もし上手くいけば、借りようとした子も、条件が整っていなくても工夫することを覚える機会にもなりそうですな。
このデモンストレーションは、先生も児童も、すごく上手くいっている例だと思いました。
その後、このデモンストレーションを見学に来ていた先生方で、今後、自分達のクラスでやっていくにあたって、あれこれ話し合いをされていたのですが、
貸さない(貸したくない)と思うことそのものは、合っているとか間違っているということではないので、なかなか難しいといった感じでした。
私は、この取り組みですごく期待できると思うことがあります。
それは、今までの道徳や一般的に言われてきたことで、
人には親切にしましょう
困っている人を助けましょう
という、すごく当たり前で、そうあれば理想的には違いないのですが、その前に、
不快感を表すのもOK!
であることです。
今回の例でいうと、
毎度毎度なので、貸したくない
貸して!って言われることを、自分は不快に思っているということを、相手に伝えても良い
というところです。
そして、学年が上がるごとに、
この不快という感情をコントロールして伝えるには、どのように表現したらよいか?
ということを、日本の文化・日本語ならではの表現が身に付けられるように指導できれば良いのではないかと思います。