今月の一冊は、
『アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?』
米田衆介著
です。
いつもは、脳科学のテーマで感想を書いているのですが、今回はACで書きます。
というのは、脳科学的な内容が書かれているのかと思って読んだところ、
何故そのような思考になるのか?というところが、脳科学の視点では殆ど触れられていなかったからです。
それから、基本路線が、
今の状況を踏まえて、何が出来るか?
ということで、根本的改善ではないところが、少しがっかりしましたが、
それでも、アスペルガー的ACには、あ~なるほど!と思うところがありましたので、それについて書いておきたいと思います。
それは、
対人交流の最小化
です。
一般的には、交友関係が広く、深い関係を築ける人ほど、高い評価を得ることが多く、
アスペルガー自身も、対人関係の多さに重きを置くように価値をすりこまれていることがある。
この部分を読んだとき、ドキッとしました。
知らない人は怖くて、本当は声をかけるのを躊躇っていたり、輪に入れずに遠くから見ているだけの自分がいるのに、
社交的な振りをしたり、
交友関係のあまりの少なさに、ずっと悩んでいたり・・・。
この本を読んだ後では、
他者といることが、本当に自分にとって、心地よい環境と言えるのか?
ということを考えさせられました。
自分がどんな状況を好きかと思い返したとき、
一人で好きな作業に没頭していることだったり、
反対に、嫌だなと思うシーンは、
不意に、誰かから何かを尋ねられるシーンだったり、
どう反応するか分からない相手に声を掛けたりするシーンだったりするので、
そもそも、たくさんの人とやり取りがある環境は、自分には居心地が悪いのだと思いました。
だとすれば、交友関係が少なくても、少ないことを気にする必要はないのではないかと思いました。
本当の自分は、それを心地よく思っていないので。
ただ、小さい時の環境が閉鎖的でなければ、こんなことにならずに済んだことを思うと、不本意ではあるのですが。
今後の考え方としては、対人交流の最小化を念頭に置きつつ、
勿論、現在の関係性を切り捨てるつもりはありませんし、
対人関係について、自分が心地よいと思える距離感を感じ取れるようになっていけると良いのかなと思います。