今月の一冊
『創造する脳』 茂木健一郎著
を読み終わりました。
感想をキレイにまとめたいのですが、著者の言いたいことを、今の段階ではきちんと理解出来ていないと思うので、
取り敢えず、ピンときたキーワードを書いておきたいと思います。
■創造が必要な理由
これからの社会において、ヒトは創造する力が必要である。
コンピュータの処理能力の向上により、コンピュータの得意な、例えば、計算を大量に速くこなすことは、ヒトは太刀打ち出来ない。
だから、ヒトは、コンピュータには出来ない、新しいものを創造していくことで、コンピュータと共存していく必要がある。
では、創造とは何か?
創造のメカニズムを理解することは、創造的に生きることへの手助けになる。
■創造とは?
・生きるために必要なもの
・生きる=何かしら創造すること
・不確実性に対処できるもの
・感情と繋がりがある
・直感的
・動的
・そのプロセスは、ぎこちないもの
■創造的であるために必要なもの
・他者の存在
・会話
・遇有性(半ば必然、半ば偶然)
・希望
・合目的でなくてよい
・一人称的に文脈を引き受けること
・正解を出すことより、そのプロセス
・難しい課題に取り組むときの苦しみ
・努力しているのに上手くいかない「よどみ」
・退屈
・ウダウダ悩むこと
・危機的な状況
■創造的だけでなく、理性ともバランスを取る
・確実性の「利用」と不確実性への「探索」
・文脈に合わせて新しいものを創造
■創造的に生きるためには?
・コントロール不可能なものを許容し、自らの生を引き受ける
・情報は不十分で、コントロール不可能なことわ前提に、それを何とか乗り越えようという気持ちを持つ
・不確実さに立ち向かい、乗りこえるための感情の技術を磨く
・時により、不確実な報酬を、確実な報酬より優先させる
・実際にやってみる
■まとめ
そもそも、自然界にコントロール可能なものは無い。
そこには、不安がある。
不安と希望は表裏一体。
希望があるから、生きていこうと思える。
そして、そのためにヒトは創造する。
どうにか上手くやろうと考える。
そもそも、偉人だけにしか出来ないことではない。
生きているということは、何かしら創造している。
創造する過程は、そうすんなりとはいかない。
ぎこちなくて良い。
創造とは、そういうもの。
それを、確かなものにするため、理性的に考える必要がある。
生きていることは、創造すること
とは言いつつも、まずは、
今置かれている状況を、自分自身のこととして受け留め、
自分がどう感じるかを考える必要がある。
他者との動的な関係を通して、創造性を磨くことができる。
以下は、この本を通して感じたこと。
幼いころから、色々なモノに触れたり、経験しておくとよい
ということがよく言われるが、正しいことだと思う。
そういう数々の経験が、何か新しいものを創造するためのヒントになるからだ。
今の世の中は、その点では恵まれていると思う。
モノがたくさんあり、今までは遠すぎて見ることが出来ないものも、移動手段が豊富にあるので、容易に現地まで行けるし、
見るだけなら、インターネットでも簡単に知識を増やせてしまう。
ここで、やはり足りないと思うのは、
感情
である。
創造する過程で、それらの知識を思い出す(応用する)ためには、
知識+知識を得た当時の感情
をセットで記憶しておくことが必要で、
丸暗記では、感情がセットで記憶されなくて、
結局は、宝の持ち腐れになる。
もしくは、感情とペアになれなかった記憶は、いずれ風化してしまう。
感情を磨くためには、他者の存在が必要である。
というのは、自分しかいなければ、自分が良ければそれで良い訳で、自分がどう思うかなんて、自分自身に細やかに説明する必要性もないからである。
たいていの場合、通勤・通学者は、他者と何らかの接触がある。
自分自身も、そうである。
しかし、仕事となるとルーチン作業が多く、会話も限られたものになり、創造的なシーンも少ないように思う。
そんな状態で、例えば会議の席で、
「何か良い案はないですか?」
と聞かれたところで、急に何か思い付く筈もない。
そこで、日常で、他者との関わり方に自ら変化を加えていけば良いのではないかと思う。
例えば、慣れた相手でも、少し緊張感を持って接したり、
雑談という筋書きがない動的な環境で、自分の素直な感情を出せるようにしたり、
当たり前の日常生活でも敏感になることで、少しでも感情面を伸ばしていくようにしたい。
そして、創造的な生き方が出来ていると実感できるまで、もっと模索していきたいと思う。