☆アダルトチルドレンの思い出☆
ろろみぃは、今まで芥川龍之介の作品は、教科書程度しか知らなかったのですが、ちゃんと読んでみたいと思い読んだところ、『邪宗門』は、とても面白かったです。
まず、最後のページまで行き着くと、
(未完)
え~っ(@_@;)
ここまで引っ張っておきながら、こんなことって・・・。ちょっとショックでしたが、予想外で笑えました。
本当に面白かったのは、その(未完)の後を想像することです。
若殿様と、摩利信乃法師が問答の末、法師の言い分に辻褄が合わなくなり、法師はあえなく日本から退散、若殿様が、飄々と勝ったのではないかと思います。
そんなふうに想像すると、何だか胸がすっとする気分になります。
そして、若殿様の勝因は、「知恵」ではないかと思います。
物語の中盤で、若殿様が恋しく思う姫君に支える老爺が、お金で雇ったならず者を従えて、若殿様を襲う場面があります。
そこで若殿様は、ならず者に言います。
「報酬をもっとはずむから、自分の方につかないか?」
どんなに強い武力、神通力、魔力、妖術を使おうと、人の知恵に勝るものはない、この作品はそう言いたかったのではないでしょうか?
しかし、この知恵には2種類あって、自分の欲のために働かせる知恵は、一般的に「悪知恵」と言うと思います。
では、この何にも勝る「(良い)知恵」は、どのようにして身に付けられるか、それは、
知=知識
+
恵=人との対話
ではないかと思います。
知識だけを身に付けて、他者の思いが分からなければ、独りよがりな考え方になると思います。
自己の思い+他者の思い+知識
この答えを如何に素早く出せるかが、何に対しても強い「知恵者」だと言うことができると思います。
ろろみぃも、日常生活において、人との対話を通して、お互いにより良い方向に進めるように、良い知恵を出せるようになりたいです。