二十代前半の頃の話です
当時付き合っていた彼女には姉ちゃんがおり姉の旦那さんは私の先輩
その姉ちゃんが私の事を本当の弟みたいに過保護というかベタベタで
昔から弟が欲しかったらしく彼女に紹介された時からそんな感じでした
家の姉よりも姉らしい素敵な人でした
彼女は姉夫婦のマンションに居候してたので週に2,3回遊びにいっていました
よくそのマンションに泊ってたのですが
その日は彼女が先に寝てしまったので
私と姉ちゃんはコタツに入り映画を見ていました
旦那さんは半夜勤だったので夜中の1時頃に帰ってくるようでした
正面にテレビ、右に姉ちゃん左に彼女という構図で座ってました
テレビの奥はキッチンになっておりスリガラスの仕切りが立ってました
ぼーっとテレビを見ているとコタツ上の電気が
「パチッ」
と鳴り出しました
それから部屋の至る所で音が鳴りだし姉ちゃんが彼女を起こし様子を見てると
「あんた帰ったらほうがええんじゃねん?」
もう心霊現象に慣れた彼女は怯えることなく言いました
「そうじゃの 俺帰ったら多分収まるわ」
といい帰宅準備していると
キッチンのスリガラスの所で
「ズサササッ」
と音が鳴り黒い影が動きました
この姉妹は結構一緒に心霊体験してるので少々では動じない
「ほら 早よ帰んねー」
と彼女に言われ駐車場へ
写真はイメージです
車をマンションのベランダ側に止めてたので
ベランダから彼女じゃなくて姉ちゃんが手を振っている
窓を開け「寒いからもういいよおやすみ」と声をかけると
姉ちゃんは部屋に入りました
ベランダからハンドルに視線を向ける時に違和感を感じた
すぐにベランダに目を向ける
窓が明るく見えベランダ下がよく見えない
気のせいかなと思い車を出そうとした時
ベランダの下の段差の所に何かいる
目を凝らし見ていると
それがゆっくり振り向く
見た瞬間
「これはやばい」
アクセルを踏み急発進した
振り向いた形相がおぞましい
こっちに向かって走ってくる
背中が後ろに向かって膨れ上がって見えた
写真はイメージです
イメージだけどよく似ている
家に帰り彼女に電話してその後大丈夫かと聞きました
すぐに旦那さんも帰ってきたので大丈夫と
さっきこんな人がおったでと言うと
彼女が姉ちゃんと旦那さんに説明してた
すると旦那さんが
「それうちのじいちゃんじゃ」
と言い出しました
もう亡くなってかなり経つのですが背中が腫れる病気で横になれず
闘病がすごく辛かったそうです
その後姉ちゃん夫婦の家に線香セットが置かれるようになりました
祖父が見守ってくれてるのがわかり毎日線香をあげるようになりました

