「フライド・グリーン・トマト」1991年製作のアメリカ映画。子供を育て上げ夫と二人暮らしになった中年の主婦が、老人ホームで出会ったニニーの思い出話を聞き、最後には家に引き取ろうとします。
彼女の若い頃の回想シーンで繰り広げられる事件と、裁判のハラハラの展開に最後まで手に汗握りました。彼女の周りにいた仲間たちの協力によって、殺人犯の嫌疑をはねのけ無罪を獲得するのですが、最後に見せた茶目っ気のある表情が忘れられません。とても強く優しいニニー。
彼女が生きてきた時代は、男性の暴力の前に泣き寝入りせざるを得なかったのに、それを見事にはねのけて勝利した痛快さに感動しきりで、アラバマの田舎の風景が目にしみる映画です。
ケビンコスナーが出演していた映画「ボディガード」が、今でも大好きです。全編通して流れるホイットニーヒューストンの美しい歌声も魅力です。
そして「寡黙なボディガードと、命を狙われている歌手との恋」というだけではなくスリルもあるため、時間を忘れるほどの面白さです。こってりとしたラブストーリーが少し苦手なので、こんな風に別の要素が絡んでいると、すごく見やすいと感じます。
最初から最後まで切ない雰囲気です。公開当時、「いつかこんな恋愛をしてみたい」と思ったのをよく覚えています。花火があがるシーンの美しさにはため息が出るばかり。残念ながらこういう恋愛には縁がありませんが、そのぶん、今も映画を楽しんでいます。本当に素敵で、大好きな映画です。
エターナル・サンシャイン 幸せな時の記憶はどうしても消したくなかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー !!!
平凡な男性ジョエルと破天荒な女性クレメンタインが織りなすSFラブストーリー。 単純なラブストーリーだと思って観てみたら、やられた！
何ていう奥の深いストーリー！ 特定の記憶だけを会社に頼めば消せるというSF要素と倦怠期を迎えたカップル要素が上手く合わさっていた。"本当に相手は大事じゃない？"っていう問いを視聴者に投げかけているかのようだった。メインカップルだけでなく、彼らの周囲にも様々な物語が散らばっていて視聴者を飽きさせない脚本には脱帽。
倦怠期を迎えたカップルの方には必ず観てほしい作品！
