本を読むこと、映画を観ること、ミュージカルを観ること、Liveやコンサートに行くこと が好きだ。
元来、1人で映画館やLiveに行くことに抵抗もなく、むしろ人に気を遣わなくて好きなのだが、夫の死後、もともと緩かった涙腺はますます緩くなり、映画を観ても本を読んでもコンサートに行っても頭が痛くなるほど嗚咽を漏らして泣いてしまうため、もっぱら1人だ。
ありがたいことに、夫が残してくれた大切なお金があったり、遺族年金も僅かではあるが頂いているので、今年は我慢せず見たいものや読みたいもの、行きたいところへいくなど、自分の欲望を叶えていこうと決めている。
全て夫からのご褒美だと思っている。
その中でも、1番今楽しみにしているのは、安室ちゃんのラストLive。
しかも最終日のチケットが取れた。
当選が分かったのは、夫の49日から1週間後。
夫を飛行機で迎えに行き、葬儀のあれこれをやり、勤め先まで遺品整理をしに行き、お香典返しを仕切り、空いた時間で事務処理、そして納骨。
仕事をしながらの日々の中で、張り詰めていた糸が様々な要因から途切れてしまう寸前だった。
そんな中で、今年は無理だろうと思っていたLiveに当選したのは「ご褒美」に違いない。
今の私にとって現実から離れられる、映画や本の世界は必要不可欠であり、思い切り泣ける場所だ。
そう思った日から、不思議と次々に行ってみたかったLiveやミュージカル、映画の情報が目に飛び込んできたり、チケットが当選したり、読みたい本が次々と出てきたりした。
夫も観たいのものだったりすると、一緒に観に行っているような温もりがあり、帰り道は心の中でおしゃべりして感想を言いあってみたり。
いつまでもいつまでも、悲しみや憎しみに浸っていてはいけないと、本の一説や映画や歌の歌詞の一説から私に話しかけているような時もある。
自分が無意識に選び寄せてることもあるのだろうが、きっと夫からのメッセージなんだと思うことにしている。そう感じると心がほわっと温められる。
こうやって悲しみや苦しみ、何よりも憎しみから気を紛らわせることで、少しずつ歩き出せたらいいと思っている。