前人のお題

「朝顔」

久しぶりに降り立った駅

行き交う人も無く


聞こえるのは


命僅かな蝉の叫び


確か昔街は有った


今はいずこへ


人の勝手で


山は崩され


河は埋められ


そして人は自然に


街を追われた


足元に寂しく咲いているのは


あの日の朝顔だけ


誰も居なくなった街で


ただ そこだけ


輝いていた


朝の優しい光を浴びて



次は
「輝き」でお願いしました。