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疲れて帰り、いつもの駅の階段を下りる

まだ外は明るくて
夕焼けが眩しい


癖なんてものは
なかなか直らない

下を向いて歩くなと
よく注意されたけど

また、今日も気づいたら
下を向いてた




後ろから早足で向かってくる足音がして

僕を追い抜かす人が二人



母親と手を繋ぐ女の子



必死に母親の左手を
握ろうとする彼女の顔を
見ていたら魔法にかかった


自然に頬が緩んだんだ

他人から見たら、多分
変な奴と思われたろう


でも、構わなかった


嬉しかったんだ




本当の愛って

こういうのなんだろう




涙をふいて

上を向いて歩こう


不器用でもいいから





彼女に笑われるもんな