1,春霙とさかを濡らし鶏(とり)走る
2,芝桜可憐に放つ本音なり
3,静けさや被曝田んぼに田螺鳴く
4,戦ごっこ白旗かかげて青きを踏む
5,恋猫や喧嘩破れし眉間傷
6,春遅し紙飛行機はまだ飛べぬ
7,囀りや森の茶房に茶髪の子
8,囀りや森の茶房に独りの子
9,囀りや一時休めと茶を誘う
11,ポストマン手紙ぬらしぬ春の雨
12,津波跡海の香りす干鰈


明日、俳句雑誌に7句投稿するので今月の自選句を選んでみました。


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