ところが、家ではおがっつぁんが、
「いまごろ、太郎も鬼ヶ島で、鬼にくわれてしまったべなぁ」
と思って、あんまり泣いたんで目がつぶれてしまったんだと。太郎が、
「おがっつぁん。太郎、いま帰ってきすた」
といっても、お母(が)っつあん、
「何、太郎はな、鬼ヶ島でとっくに鬼に食われてしまった。オメエはキツネかムジナだべ。このおればだまし気が」
と、いって、聞かねぇんだ。お母(が)っつあんのその言葉を聞き、その姿を見ているうちに、太郎は、はじめて自分が悪かったことに気がついたたんだと。
「オラぁ太郎だでばぁ太郎だでばぁ」といって、お母(が)っつあんに抱きついて、強くゆすったんだと。
そうしたら、お母(が)っつあんの目が、パーと開いて、二人は抱き合ったままうれし泣きに泣いたんだと。
それから。太郎は、正直によくはたらいて、お父(ど)っつあんのぶんまで、
お母(が)っつあんを大事にして、しあわせに暮らしたんどしゃ。
こんで めでたし めでたし
これがラストですが、こう変わります。
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「いまごろ、太郎も鬼ヶ島で、鬼にくわれてしまったべなぁ」
と思って、あんまり泣いたんで目がつぶれてしまったんだと。太郎が、
「おがっつぁん。太郎、いま帰ってきすた」
といっても、お母(が)っつあん、
「何、太郎はな、鬼ヶ島でとっくに鬼に食われてしまった。オメエはキツネかムジナだべ。このおればだまし気が」
と、いって、聞かねぇんだ。お母(が)っつあんのその言葉を聞き、その姿を見ているうちに、太郎は、はじめて自分が悪かったことに気がついたたんだと。
「オラぁ太郎だでばぁ太郎だでばぁ」といって、お母(が)っつあんに抱きついて、強くゆすったんだと。
そうしたら、お母(が)っつあんの目が、パーと開いて、二人は抱き合ったままうれし泣きに泣いたんだと。
それから。太郎は、正直によくはたらいて、お父(ど)っつあんのぶんまで、
お母(が)っつあんを大事にして、しあわせに暮らしたんどしゃ。
こんで めでたし めでたし
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