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おとぎ草紙ぶろぐ-1

婆(ばん)様は昼間の疲れから寝くなってきたし
腹は減ってきたし
もう辺りは漆黒の闇で何も見えなぐて
手探りで杉木立の列に導かれるように行ったれば
おとぎ草紙ぶろぐ-い師団

石段っこあったど
「オ!これはきっと神社に違げねぇ」と
また手探りで前へ進んだれば
おとぎ草紙ぶろぐ

高床作りの社があって
おとぎ草紙ぶろぐ

「とりあえず今夜はここで夜露しのぐべ」と
そこの縁の下さぁもぐりこんでウトウトしたれば
おとぎ草紙ぶろぐ

チャリンチャリンと音してゴモゴモつう人の声したんだど
「なんだべ寄り合いでもあんだべか」と
おとぎ草紙ぶろぐ-き の階段

縁の下がら抜け出して
また手探りで探ったれば
木の階段があったので手探りで登っていっれば
おとぎ草紙ぶろぐ-明かりっこ

木戸の節穴がら
明かりっこ見えたど
おとぎ草紙ぶろぐ-覗く

そして婆(ばん)様そっこと穴っこ
覗いでみたんだど
おとぎ草紙ぶろぐ-つッぱる

昼間の谷の岩場登りで疲れで足がつっぱらがって
続く