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脳内ランド-十間四方

15.女(おなご)の居た所を しばらぐして、弟(しゃで)が見さぁ行ったけぇ!
切り株も何にも無(ねぇ)ぐなっていで、女(おなご)がお産したあたり十間四方(1.8メータ×10)の平らな土地になっていたんだと草も生えていなぐっていでな・・・春風や愛しき女(ひと)か山の神

脳内ランド-赤く濁る

16. そして、その後、不浄の血が谷川に流れて。
水が赤く汚れて兄(あんつぁま)は川で魚がとれなくなってしまって、
 そいっつぁ輪かけて、兄(あんつぁま)は重い病気になって、寝ですまって漁もなにもでき無(ねぇ)ぐなってしまったんど。
脳内ランド-わらび

17. 弟(しゃで)のほうは、山さぁ、行ぐど、いっつもいっぺぇ山の幸に恵まれて手ぶらで帰(きゃ)るっつことねがたんだど
脳内ランド-祠

18.女(おなご)は山の神さまだったんど
そして、平(てぃ)らになってどごを「山の神の遊び場」って呼ぶようになって
山仕事(ヤマド)する人(ひっ)だちはみんなわがっていてな
 お産した日が旧の三月十二日だったがら

その日なると餅ついで、十二人の童(わらす)のために十二の餅、供えで、
 お産の神さまに祀(まつ)って、女(おなご)の人(ひっ)だちばりでお参りすんだよ
 そ(ほ)して、三月十二日と九月十二日は、山の不浄日として、山さ入(へ)って仕事しねぇごどにしてるんだよ
今もだよ

 その掟(おきて)破ると「お前(めぇ)の赤ん坊(やや)、火さぁくべる」って必ず子どもが火傷するんだどしゃ

いまも、祠(ほこら)あって、木彫りのご神体が祀ってあって、女(おなご)の人(ひっ)だちだけでお祭りはするし、
お産のときは、山の神がら、枕、借りて、お産の枕にして、そして新すい枕、作(こしゃ)でお礼に
二つ納めていんでがす。
こんで よんつこ もんつこさげた(これで世の中伊達一門は栄えた---宮城の終わりの決まり文句)


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