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10.「それ以来、わたしは埋葬された、この寺の炉端に」
「毎日、出てくるのか」と歌詠み名人が声をかけると
11.「そなたは?」
「そなたと同じ歌詠みの端っくれじゃ さっきからきいておったのじゃが下の句を思いついたぞ」
「おお!是非、 下の句を教えてたもれ」
と歌詠み化け物は名人に懇願した。
歌詠み名人は朗々と歌を詠んだ。
と詠(よ)んで、下の句、つけてやったんだど。
12.「沖は」囲炉裏端の「燠(おき)」、火を焚いたあとに残る炭火のことだぞ「燠(おき)」を「沖」と懸(か)けて詠んだぞ!
どうだ名人の歌ウメェべ!
13.「灰ならし灰は海辺の潮にけり
囲炉裏も海か 沖を眺むる」・・・・・・と下の句つけたれば、りっぱな一首になってな!
14.化け物も灰に吸い込まれるように消えて行き
それから二度とその寺に化け物出なぐなったんだど

こんで よんつこもんつこ さげすた
(これで世の中伊達一門は栄えました。)
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と詠(よ)んで、下の句、つけてやったんだど。
12.「沖は」囲炉裏端の「燠(おき)」、火を焚いたあとに残る炭火のことだぞ「燠(おき)」を「沖」と懸(か)けて詠んだぞ!
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13.「灰ならし灰は海辺の潮にけり
囲炉裏も海か 沖を眺むる」・・・・・・と下の句つけたれば、りっぱな一首になってな!
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