みやぎの民話/天福(てんふく)・地福(じふく)




むがす、むがす、ずうっと~むがす。

うんと正直な年寄り夫婦が住んで居たんだど。

まぁず働き者で働き者で、降っても晴れても畑さぁ行って

稼ぐんだど!





ある晩、お爺(じん)つぁんが寝でいだどき

夢枕に神様が立って。

「お前(メェ)なぁ、もうすこすで天福が来っから。

辛抱(すんぼう)すろよ」と言わったんど。





次の朝に、畑さぁ行って掘ったっけ!

いつも腰かけて休む木の根っこのどごさ来たらカチンと当たる物あったんだど---。




「あらっ?なんだべ?」

~と掘ってみたっけ!瓶(かめ)が埋まっていたんだど

そして蓋(ふた)取ってみたれば大判、小判がザクザク

「たいした小判だなヤァ」と思ったけど

「待てよ!夢の中では、『天福が来る』って言う神様のお告げだったなぁ!

こいづ地福だちゃ!こいづは手つけねぇ方エエ」

とま~んず爺(じん)つぁん!また瓶に、土かけて埋めたんだど





そして婆(ばん)つあんにそのこと聞かせだど

したら---婆つぁん隣の婆つぁんに「おら家(い)の根性良(よ)す爺つぁん天福が来るつうお告げだと、また埋めてきたんだど」と語って聞かせたんど



隣の婆つぁん家(え)さぁ帰(け)って~自分の爺つぁんに---

「こう~こういう訳だがら爺つぁん早く隣の爺が掘んねぇうちに



あんだ掘ってございん」と爺つぁんの尻(けつ)叩いだんど


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