育美ちゃんを見つめ・…
「育美は白鳥座の白羽(しらはね)駅で降りなければならないのだよ」
育美ちゃんは研二さんにすがりつき研二さんの胸を涙で濡らした。
「ねえ!どうして一緒に行けないの」
「育美はまだ生きて、やるべきことがあるからだよ。
公演を…公演を成功させてくれ…
それと僕の今までの作品を整理してくれないか・…
育美は次の白羽駅で降り、次の花巻行の列車に乗るんだ」
「いや一緒に行く!いや一緒に行く!いや一緒に行く!」
育美ちゃんの鳴咽(おえつ)は続いた…。
ギィ~ガッタンー・白羽~!白羽~!
「さあ着いたよ育美はここで降りるんだ」
「いや一緒に行く!いや一緒に行く!いや一緒に行く!」
その時、育美ちゃんの肩を叩く、黒魔女服でギターケースを背負った女性がいた。育美ちゃんがふりむくと
その魔女みたいな女がウィンクすると
魔法にかかったように誘われ白羽駅のホームに立っていた 。
列車は眩しく輝きワープして消え去った・・・

アア~待ってー!と叫べども
無情に列車は消え去った~♪
「あんたは何者なの」と育美ちゃんは髪をかきむしり叫んだ!
女は突然!服を脱いで・・・
「どうあたいの裸綺麗でしょう」
「ほ、ホント綺麗!」
「でも、あたい彼氏とラブホテルでHした後に、彼にこういわれたの」
「お前には、とてもオレ~一緒にいられねぇって」
「それで、どうしたの?」
「かっとなって彼氏をナイフを刺して---ラブホの窓から飛び降りたの」
「10階から飛び降りたら当然・・・」
「あたいの綺麗な身体もメチャクチャね」
「・・・」
「時空を越えれば綺麗な身体でいられるけど」
「・・・」
「あたいの帰る身体は壊れてもうないの」
「・・・」
「自殺した人間は天国に行けないの!」
「・・・」
「あんたの彼も天国にいったんだよ!」
「・・・死者の行くところ?」・・・3に続く