『無限銀河鉄道9』
千鳥屋さんのシンセが静かに流れる。
ボーロさんの「はい」の合図ともに将門さんのドラムが作裂する。
次にボーロさんのギターがうなる。

ステージの上では自然破壊を象徴的に表現した。
クラシックバレー教室の少女たちのオープニングの
バレ~がくり広げられてる。
ステージは溶暗になり、口ッキングチェアに腰掛けて
編み物をするワ~ニャ婆さんに照明があたる。
北国の春のコントラストが強い照明だ。
ワ~ニャ婆さんこと麗先生はまだ六十なったばかりだが、
素顔の本人は染みひとつない肌で、とても六十には見えない、
四十代後半ぐらいにしかみえない。
それをメイクと演技で七十過ぎの老婆を演じている。たいしたものだ。
バッカスさんが僕とチカの肩を叩いて。
「さあ出番だよ。僕がリードするから君たちはそれについてきてね。
そうすれば後は楽だからね」そう言ったので、従うことにした。
そうしたら、後は稽古通りに運べばよく気分的に楽だった。
僕たちはいろんな人たちの手助けでプレ公演を乗り切った。
満場の拍手によって僕たちはカーテンコールを迎えることができた。
公演の評判は新聞、テレビ、タウン誌によって伝えられ…
これで僕らも本公演を向かえることができるなと、
安堵した。そして慰労の酒に酔いしれ、いろんな夢を語り合った。
でも、そんな浮かれ気分の僕たちに、
予想もしない訃報(ふほう)がもたらされた…続く
