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『無限銀河鉄道4』 


 十二月の第三土曜、

通し稽古だけど、

特にGo君と私のところの絡みを中心に稽古が行なわれ---。


研二さん、育美ちゃんも見学に来た。

  研二さんはショールような物を膝に掛けてた。


 将門さんたちのバンドで芝居は幕を開け。

素人目にはそれなりに迫力のあるオープニングだった。

でも轟君と私の演技は全然、進歩が見えなかった。


 研二さんは私たちの演技を見て。ため息をついていた。

ステージの上からでも研二さんや育美ちゃんの表情が分かった。

でも研二さんは御世辞なのかもしれないけど---。

 「全体として大変スペクタルでこんなふうに僕の脚本が仕上がるとは思って

なかった。細部の粗(あら)がちょっと目立つけど

もう少しその粗を研けぱもっとよくなるでしょう。

いよいよです皆さん風邪などにひかないでください。」と

感想を述べて帰っていった。 

その後、私たちはちよっと稽古をして。


野田さんが全体の仕上がりを述べた

「藤原君が大分、御世辞で誉めてくれたが、

こんな状況でプレ公演を迎えたら。

新聞記者や評論家にこき下ろされる。」


「 プロでないから技術的なことは言わないと思うけど

演劇の基本であるリ・アクション…

相手の演技に対する反応がないんだ。

これがあるのとないとでは、

気の抜けたビールとそうでないビールぐらい違うんだ。」


「 確かに、Goとチカは初心者だこれ以上、

理屈で言っても理解できないと思う。

最後の頼みの綱は自己変革だ。

 何かが自分の中で変わらないと---

開き直ると以外とできるもんだぜ。」


「杜の風の劇団員の人たちもそうして上達してきているんだ。 

後は演出からは何も言わない。

体調を崩さないように自己管理をしてくれ。

そういうことで明日、日曜と月曜の稽古は休みにしたい思うけど

どうかな 」


「賛成」 「賛成」とその提案を支持した。

 私はその休みのことだけ嬉しかった。

だってずっと遊んでないから~♪ミコとどこかへ行こうかな。

 本当はGo君とデイトしたいけど

、たぶん疲れて昼寝するだろうから…。


Go君は私の役のミーシャがパソコンでキーボードで語りかける

私のセリフを読み上げるように語るところが、あったり---と大変で---

 私は実際はキーボードを打つ真似の演技だ。


野田さんからは 

「こらミーシャー!ボッケとするな!

キーボードを打ち込みながらゴーシェの目を見るんだ。

確かにお前はセリフは言わないけどゴーシェに目で訴えるんだ。

それにキーボードの打ち方は、お前は四級の腕しかないけど。

せめてキーボードを見ないで打ち込むブライドタッチの二、三級の打ち方をしろよ!どうせ実際は人力してないだから~」と注意された---続く


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