『無限銀河鉄道1』
(事務局会議)
プレ公演の三週間前の十二月一日
事務局のスタッフ会議が行なわれた。
事務局長の美佐子さんが状況を報告した。
「エートみなさんの努力で約六割の予約をとることができました。
当初はこれくらい集めれば、なんとか予算内で収まり、
赤字もでなかったのですが、
よりよい演劇空間を創るということで、
いろんな機材を購入したものでいささか予算オーバーです。
ちよっと育美ちゃん会計報告して」
「照明と音響の機材をだいぶ購入していて、
重低音をだすために
最新式のBOSE(ポーズというアメリカの音響メーカ)の
筒形スピーカーや天上に取り付けるスピーカー、
アンプ等や光の効果のためのストロボやミラーポール、
霧の効果のためのスモークマシン、
小道具のモデルガンなど当初予定してな’かった出費が増え。
チラシ、チケットの印刷代を含め現在の売り上げでは赤字です」と報告があり。
そして美佐子さんが
『そんなこんなでみなさんにお渡ししてある。
文書をちょっと見てほしいんだけど公演予約状況なんですけど、
まだ第一、第二日曜が大分あいているのね、
ほかの週でもまだまだ五~八席もあいているの。
現在の状況ではこのままいくと赤字になるので、
これらを全て売り切らないと大変なことになるの』伊豆野さんがため息をついて・… 「こんどの二十四日のプレ公演の成功にかかっているな、
新聞記者やタウンガイドの記者呼んだべ」
「そう!成功してほしいわ、新聞にどんな紹介記事がのるが鍵よ」と
美佐子さんは切羽詰って訴えた。
藤原さんは「ハラハラドキドキですね」と文書の数字に目をおとした。
美佐子さんが改めて…。
「たとえどんな状況になろうとも
我、事務局は赤字をださない覚悟で腹をくくってほしいの」と締めくくり。
さらに建国記念の振り替え休日の月曜の昼、夜が追加公演されることになった。(しかしハードだ、疲れるよ、もう助けて!)
予算の試算/チケット代1500×500(入場者数)=【\750.000+その他、県の文化事業補助金etc30万】 → =¥1050.000
15ステージ(全公演の入場者数450人)+追加公演約50人=500人---続く
