『圧力8』
続いて藤原さんと育美ちゃんが登場し、
藤原・『私たち二人は盛岡養護学校の
先輩と後輩です』
育美・『私たちはまた宮沢賢治の故郷、
花巻の出身です』
二人で『宮沢賢治は「ほんとうの幸福は世界中が幸福にならないとほんとうの幸福はありえない」といっています』
続いてレポータが
『こういった施設の職員の方は家庭を抱えている方もいると思いますが。
万が一の事故がおきて自分が処分されたら幸福な家庭は崩壊する。
だから己を守るためにとりあえず規制しておく、
これではなんか宮沢賢治の考えている世界中というより
自己中心的ですね。そんなの理想論だと怒鳴る人もいるかもしれませんが
怒鳴る前に辛抱強く汲み取り、
なんで毅然(きぜん)と理想をかがげられないのですか』
レポータ~がコメントを述べる…。
『日本では交通事故、労災などで障害者になる人は年々増えてます。
月に二百時間も残業をやって脳卒中になったり、
あるいは、精神障害者になったりして、
もう一度やり直そうと思って訓練校に入れば。
そこの職員が威張り散らす。
何かおかしいと思いませんか、今まで働いて働いて納税し、
そこの職員の給料だってその方の税金だったかもしれないんですよ。
減反で借金漬けのお百姓さん!
昼休みも休まずハンドル握りながらオニギリを頬(ほお)ばる
宅配便のトラックの運転手、
命がけで漁をする漁師の方、
命がけで地下で働く土木作業員、
不規則な交代勤務で睡魔と闘いながら
仕事をする人、
深夜勤務に追われる看護婦さん、
みんなそんなきつい仕事で、事故をおこしたり病気なったりして
障害者になった人もいるんです。
先進国の中でこんなに公共投資が突出しているのは、
日本だけです、みんな福祉に予算を割(さ)いています。
そして見せかけだけの介護保険などをやって
福祉を充実したように見せかけてる。
馴されちゃ駄目ですよ!
障害者の能力開発・雇用を守る法律にしてもそうです。
ほんとうに機能しているんでしょうか。
私は障害者自身にもいろいろと問題があると思います。
保護してもらうことだけで…自ら創意工夫せず、
誰かがやってくれるのを期待する
他力本願な態度は障害者自身、厳しく戒めなければ、
せっかくの制度などが廃止されることもあるのです。
国は行政改革などと称し~赤字財政の為、
福祉など、どんどん切り捨てようとしています。
この番組に関して…、意見がある場合は私が主宰しています。
「月刊・ノーマライゼイシヨン」で公開討論を行ないたいと思います。
ご意見のある方は次(テロップ)の住所へおよせください』
そこで放送は終わった。
この放送がはじまる九月末まで僕らは制限付きの活動をするしかなかった。

