『圧力3』
この取材にはなんとヤカンや高瀬先生も協力してくれた。
現職の先生や訓練生でも顔は見せないが、
声を変えるということで何人かに協力してもらった。
放送は九月末でした。レポーターは自立問題研究所という障害者の自立を研究、支援している谷山晃という人であった。
脊椎損傷の障害者らしく車椅子に乗っていた。
番組はこんな始まりだった……。
『障害者は単に仕事の能率が悪いから片隅に置いて補助だけ受けるのではなく、そういった人でも収入を得て、納税してもらい社会生活の仲間になり、単に援助を受けるだけの生活から脱出するために技術を身につける機関---。
障害者の職業訓練を行なう機関に障害者職業能力開発校という
まことに長たっらしい名の学校がありますが、
その機関がほんとうに機能しているのでしょうか
今日はその学校をレポートします。』
さらにこう付け加えた。
『私はながいこと障害者の施設のことなどを研究していますが、
まず目的、例えば技術を身につけるなどことより、
何の事故もなく入所者を送り出すことに
あまりにも重点がおかれているような気がするのです。
もちろんその施設の職員の安全に対する配慮は頭が下がりますが、
自立ということを考えた場合、多く場合において、
それらが、ないがしろにされているような気がします。』
そう言ってから、日本各地の施設で僕達みたいな事例が写しだされ。
マッドレックス(ドックレックス がモデル )なるところが主宰する
障害者レスリングに障害者職業訓練生が参加しようとしたところ
指導員から待ったがかかり、
訓練生の間はそんな危険なことに参加をして駄目だと
訓練校の指導員に言われた人や---。
新興宗教の集会に参加を止められた人---。
政治団体の活動を規制された人---。
そして野田のオッちゃんの発言という順番になっていた。
レポーターが---。
『日本国憲法で表現の自由、思想宗教の自由が認められているはずですが、
これらの事例はどうでしょうか』と、どこかの元校長という人に質問し---。
『それは確かに自由ですが、
あきらかに危険と認められた場合は制止することがあります。
そういう権限はあるものと思われます。
例えばいくら宗教の自由といっても
オウムのようなテロ団体は認められませんからね』
『でも新生学会、天の道経などでもおこっているのですよ。
確かにカトリック、バプチストではないようですが、
これが危険かどうかは主観的問題でないでしょうか、例えオウムでも』
『それは責任のない方はそんな発言するでしょうが…』と
この突っ込みに元校長は答えられなかった。
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これらのことは半ば本当のことです。
資料として、文藝春秋発行の「無敵のハンディキャップ」
の一部を参考にしました。