一章までのあらすじ

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<初顔合わせ5>

美穂ちゃんが浩子さんに

「失礼ですけど普段、生活して、何か変わったことがあるんですか」と訊き

 「何も手にも足にも障害がなかったら働いたらどうって、

私だけではなくこの障害をもっている人がよく言われるのですが。

分裂病(現在は統合性失調症という)と聞いただけで雇ってくれるところがなかったり。それからすごくストレスに弱くなっていてね。この病気なる人は、一見すると素直にみえる人に多いの、ほら三号棟の佐々木玄君だってそうでしょう」 



あゆみちゃんが…………   「その子すごく成績の良い子で、親の言うことを聞く子で、親も手間のかからない子で安心してたの」

バッカスさんがその子のことをさらに説明し---

  「ところが失恋問題で、はじめて解決できないことがおきて。

精神病になってしまったんだ。先生や親のいうマニアルを忠実に守り。

 それまでは解決していたが、脳の思考回路がなんでも解決可能と配線されていて、初めて解決できないことがあって回路がスパークしたのさ。」


浩子さんが、ため息をついて・…

 「だからそのような気質だからいざ職場で働いても、また病気をぶり返すと思い、働きだせないのよね。

私は今のところパパの収入はふつうのサラリーマンより、

ちょっとだけいいし。

それと私、障害者年金が月八万くらい入るので、

私はのんびり過ごしているので、今のところは問題はないわ。

でも理解のない家族の患者の方はたいへんみたい。

昨年、患者の仲間の方で自殺した方がいましたからね。」

  美穂ちゃんがため息をついて~「へぇ~」と言った。 


「私も自殺未遂したことがあるけど『もう死んでしまおう!』って声が頭の中で聞こえ、理性のブレーキがきかないのね」と浩子さんは言った。

突然Iチカがワープロのキーを打ち姶めた!! 次に続く

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統合性失調症 ---100人に一人がなると言われてるぐらい、本当はポピュラーな病気なのにその実態はあまり知られてない。

分裂病という呼び方が差別的で病状を正しく言い表した言葉でないのと治る可能性もあるので統合性失調症に改められた。


私は精神障害者作業所のボランティアでワープロやPCの指導をしたことがあります。

実際の障害者の方はこんな風に病気の説明をする方はいません。

ただよく幻聴があったというくらいです。

浩子さんの言った。『もう死んでしまおう!』って声が頭の中で聞こえ、理性のブレーキがきかないのね」というセリフは患者の体験談を聞いた言葉です。


 普通、自殺って何かのためらいなどあるとおもうが---。

生命を維持しようとする回路が断線しており。「死ね!」という命令があり意識せず

その方は舌をかんでいたそうです。

※鬱病は統合性失調症とは違います。


病気になる切っ掛けは玄君のように青年期なら誰にもある失恋ぐらいで発病するひともいる。ホームシックからなったりと様々です。


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