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<僕とチカの決意5>


「野田さん、私だって角田のキャブレター工場に勤めていたんだけど、

歩くのが遅いため部品を倉庫からもってくるのが遅いってリストラされたんだよ」と

仁美ちゃんがご飯に酢を交ぜながら言った。


 野田さんがため息をついて

「要するに予定の頭数をそろえるのに一番最初に狙われるのが障害者だから~

それから馬鹿本(バカボン)みたいに障害が軽くてもサボる奴!

とにかく健常者さえトロイ奴は見捨てられる世の中だからね」 

「もうお父さん暗いことぱっかり言わないでよ」と

美穂ちゃんが手巻き寿司の具のハムをつまみ食いしながら言った。


 その後、私は野田さんと焼鳥の準備にとりかかり、

合鴨 の焼鳥だそうで、もうある程度スモークされ、

串に刺さって真空パックされた物をパックから取り出しチンやるだけだった。

野田さんが 「いいかそのヘリをよく押さえておけよ。俺が耳を引っ張るから」

私がよく押さえてなか。たので、すぐ手から外れてしまった。 

「もうちゃんと押さえてないと駄目じゃないか!」と野田さんは、ため息をついた。 


「二人は座ってなさい、もう見てられないんだから」と

ミコに仕事を取りかえされてしまった。

それで私は、またコーヒを啜って座って見ているだけだった。

それで後はIみんなミコがやってしまった。 


 「しょうがないさ~フウ~

だから俺達、上肢障害者は人のできないことを開発しなきや駄目なんだ

…悲しいがこれが現実だ」とまたまた野田さんは、ため息をついた。

---次に続く

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