<僕とチカの決意4>
「チカも一人暮しできるよう、練習しておく必要があるな」
一人暮し…私にとって魅力的な言葉だ~
私は両親から仕事は地元で見つけなさいと言われてた。
しかし私みたいなジストニアなんて特殊な障害者を雇ってくれる。
職場がそうそう見つかる訳じゃない。
両親が心配してるのは、ちゃんと食事を用意できて、
バランスの良い食事がとれて、健康な生活を送れるかどうかだと思う。
ミコが「チカちゃんお嫁さんになるためにも、手が悪くても旦那さんのために料理ができるように練習しなければ駄目よ」
そうなんだ結婚すれば料理が造れないと、
そうかも知れない、いくら男女平等でも---
「もうチカちゃん遅いんだから、貸しなさい私やるから」と
ミコに仕事を取りかえされてしまった。
「チカ俺達、上肢障害者はどうやら仕事の邪魔みたいだから
こっちへ来て。コーチィでも飲めや」と野田さんがインスタントコーヒを用意してくれた。「ドッモ」と言って私はコーヒを啜った。
「いいかチカこれが現実なんだよ。
どんどん予定どうり仕事はこなさなければならない。
まあ職場でないからいいけど、俺達だってより速くて性能のいい機械を望むように、人を使うほうだって一個でもよけいに作れる人間が欲しいんだ。
見ろ仁美ちゃんなんて歩かなきゃ、まったくの健常者だ」と
野田さんは私を諭した。~次に続く
------<私の現実>---------
私は、普段は左手を広げられませんが、
このように右手で左手を広げ、茶碗の下部の取っ手を利用しこのように持ってご飯を食べています。このような状態を障害の等級判断では、補助手というのだそうです。等級を審査する医師が年齢等を加味してなんとか2級にしてくれましたが、
前のページに出てくる将門なんかは、車椅子で3級ですよ!

