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<盗撮7>


 伊豆野さんが鼻毛を抜いて

「学校に変わり無(ねぇ)べ訓練校の朝の一場面だもの」

仁美ちゃんがスイッチを入れると

青い画面がしばらくつづきノイズがはいった画面になった。

「仁美ちゃんトラッキングを調整したほうがいいよ」

           

「大丈夫よしぱらくしたら直るから」

将門さんの扇子が机をポッンーと叩いた。

  [さあ写りますよ!あ。頭が見えますね。ちょっと髪の毛が薄いですね。

□を一文字に結んだ。ニヒルな侍プレステのようですね。

あっ!机の引き出しを開けました。

 誰のですか!

「わーたーしの引き出しよ!酷い~!」と一枝ちゃんが証言しました。

なにをしてるでしよう、何やら封筒を取り出しました。

 「じーん・けんし・ん・が・い!手紙よ!まあ親からの手紙だからたいしたことは書いーてなーいーけど、もうプライバシーの侵害よ!」

つづいてベットの下から洗濯カゴを引き出しました。誰のですか

「都花ちゃんのよ!」

あっパンティを手に取りました。

な、なんと匂いをかいでいます。 

「シュケベ」 

(聾唖者でも喋る訓練をしている。ちょっと舌が回らない発音だ)

ほんとうに助平ですね都花ちゃん………]そこまで将門さんが話をすると。

 ドアをノックする音が聞こえ、野田さんは慌てて…

「仁美ちゃん画面をきりかえろ!」と叫んだ。

 いしだあゆみの顔や西田敏之の顔が写る。でも誰も見てない---。

次に続く

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