<育美ちゃん1>
そして寮に帰って、食堂で夕食を食べたけど、
私たちの部屋にはもう二人仲間がいて
一番最年長の三品洋子さんこの人は
ポリオ という病気でその後遺症で足が不自由なんだけど。
福祉機器科にいて女子でいちぱん年上の四十才で、
私のお母さんと同い年だ。
それから盛岡の養護学校高等部を今年、卒業した。
佐藤育美ちゃんアパレル科(服飾関係の科)で十八だ。
育美ちゃんは可愛くって男の子から一番もてる。
なぜか?舎監のヤカンさんがちよっとしたことで育美ちゃんを怒なった。
食堂で車椅子で通行妨害したといっては怒鳴り、
育美ちゃんは脳性麻痺のため食べるのが遅く、
喋るのだってムーミンみたいにゆっくり喋る、声のキーは高い。
育美ちゃんの周りだけゆっくりと時間が流れているようだった。
●ろっぽんの解釈
自分も麻痺系の障害なので育美ちゃんがなぜ食事が遅いかと言うことを推理してみたのですが、
私たちは食事をする時、租借→飲み込む→同時に食道の肺に空気を送る弁が閉じて気管支に食物が入らないよう弁が閉じます。
これを視床下部の小脳の自律神経になんらかの障害があるときこの動作がうまく働かないので早く食事ができないんだと思います。
こういう障害を嚥下(えんげ)障害 といいます。こういう科学的なことを何にも講習しないで自己流の判断で生活指導という名目がまかり通っていたのです。
このごろは障害者の職業訓練に、けっこう重度の障害者も受け入れるようになってきたのに、こういう寮の管理人まで指導が行き渡らなかったのでしょう。
イラストランキングに参加してるときの作品で、大分、別府オムロンに勤めている車椅子障害者のオットン は犬たちに車椅子を牽引させて通勤するファンキー障害者だが時々、こうなって犬の目線になるそうです。
そんなオットンのモットーは同情より金をくれだそうです。

