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<レジスタンス3>


 そんな将門さんが僕をバンドの稽古場に案内してくれ…。

バンドの稽古場は仙石線の榴ヶ岡(ツツジヶおか)駅の近くの

コンクリートブロックを積み上げた元塗料倉庫であった。


中に案内されたが五月というのにヒンヤリと薄暗かった。

だんだん目がなれてくると中には茶髪の車椅子の女の人と

黒いポンチョを着てレゲエヘアでサングラスをかけた

男の人が楽器の稽古をしていた。 


  女の人はシンセの稽古をしていた。この人はすぐにわかった。

OA経理科のマドンナ、千鳥屋純さんだ。 

純さんは将門さんたちのグループではないが、やはり走り屋兼バンドで

気仙沼のグループで『シーキャッツ/虎サメ』というグループだった。 

けっこうなツッパリでヤマハVmax をあやつる雌豹ジュンと恐られていたが、

今は脊髄損傷の車椅子のマドンナだ。

工藤静香に似た美人で、年は昔ツッパリなわりには、落ち着いた二十八だ。

二十三の時、障害になった。


 レゲエヘアで黒いポンチョの彼氏は将門さんと同じハルマゲドンに所属していて。

本名は名乗らず…マルコ・ボーロといった。

 ボーロさんは東北産業大学の学生さんだそうだ。

将門さんと同じ二十二才だけど入院生活で学校に入るのが遅れたことと、

落第でまだ二年生である。

 ボーロさんはスズキのGSX1100S通称カタナ をあやつる仮面ライダーと呼ぱれたが、

将門さんと同じくカーチェイスで右足をダンプに蝶かれて、

今は義足の仮面ライダーになってしまった。 

将門さんが僕をここにつれてきたのはベースギターがいなくって

僕をテストするために連れてきたのだ。


 ボーロさんは「これを弾いてみな」といってギターを持ってきた。

自慢じゃないが、僕はチュ一二ングさえできないドシロ~なのだ。

コードさえロクに弾けないのでエエイー面倒くせえ!とぱかりにハトポポを弾いたら。

 三人は顔見合わせてため息をつくぱかりで何にも喋らなくなった。どうやら僕は不合格らしい。

 僕はこの行き詰まった。雰囲気を打開すべく

「あっあ、あのみなさんコーヒでも飲みませんか。僕が缶コーヒでも買ってきます。」と

まだ午後二時すぎだったので帰るのが早かったので、

コンビニか自動販売機を探して外にでた---4に続く