<レジスタンス1>


 この詞に野田のオッちゃんと同じ電子科で、

宮城の県北で『春曲団(ハルマゲドン)』という危ない名をつけたロックバンドに

入っていた。

ジョニー将門さんという二十二才の兄ちゃんが曲をつけて

ギンギンのハードロックに仕上げてくれた。 


「まっマーちゃんは、もとボッボ暴走族だったの?」

「チッチチ」と舌打ちし、人差し指をたてて左右に振って。

「オっと俺のプライドがその名で呼ぶことをゆるさねぇぜ!」

「じゃーなっなんなの?」

「石巻の走り屋のジョニー将門だぜ!」僕にはどっちも同じようにしか思えないが~。


 将門さんは右脳を打って左半身に運動機能の障害があった。

左手は、すぱやい動きができないだけで結んで開いてはでき足は立つことができるが、歩くことができないので車椅子に乗っている。

上肢が健常な人と違いハンドリムを回すことが、できないので、

右足をステップから外して右足のカカトで車椅子を引っ張る。

こういった障害者のほうが下肢だけに障害がある人よりたいへんだ。

リムが漕(こ)げない分、坂道などで苦労する。 

天才ドラマーだった将門さんは手に障害があっても

なんと今でもドラムを叩いている。

左手が使えない分、右手並びに口を多用する。


 2に続く