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最近のCMソングにはある共通点が見られる。映像こそ四季にわたってシチュエーションや登場人物に変化が生まれるものの、基本的に同じ曲で通すケースが多いということだ。
オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】がF1層(女性・20才~34才)、F2層(女性・35才~49才)にインターネット調査した『8月度 テレビCMタイアップ曲 好感度ランキング(総合編)』の第1位の日本コカ・コーラ『コカ・コーラ』。かつてはシーズンごとにさまざまなアーティストがその年のイメージ・ソングを歌っていた。曲は同じでも歌うアーティストやアレンジが変わることで全く異なるイメージを感じたものだ。第5位のキリンビバレッジ『午後の紅茶』は、松浦亜弥の最新シリーズからは完全に続きものを意識した構成で、未発表曲(9月に発売予定)を効果的に使用している。F2層に人気(F2編第8位)の日産『エルグランド』はジャーニーの「Don't stop Believin'」を使い始めて間もなく1年になろうとしている。
これらが意味するものはイメージの定着にほかならない。宣伝費の削減でかつてのような大量出稿による意識付けがままならなくなった昨今の情勢の中で、ユーザーの意識下にCMを植え付けていくためには繰り返しによる"刷り込み"が最も効果的だということになる。曲を聴くことでCMを、そして商品を思い出してもらえるようなスポット作り。CM曲と商品をイメージで関連付けるその効果が見事に表れたランキングが今回の上位組だ。
総合トップ5(2位:日清食品『カップヌードル』、3位:大塚製薬『ポカリスエット』、4位:NTT東日本『フレッツ光』)のCMで使われている楽曲は今年の年頭、あるいは春から使われているものばかり。鮮度だけで捉えるとそろそろ"賞味期限"を迎えてもおかしくはないと言えそうだが、これがCMで耳にした途端、ぐんと鮮度を増すから不思議だ。
(7月7日~11日まで、1都3県の20~34才(F1層)、35~49才(F2層)までの女性各世代各300人、計600人にインターネット調査したもの)。
| 順位 | 商品名 | 企業名 | アーティスト | タイトル |
| 1 | コカ・コーラ「つながる瞬間にCoca Cola 夏のバトン」篇 | 日本コカ・コーラ | BENNIE K | Dreamland |
| 2 | カップヌードル「笑顔」篇 | 日清食品 | Mr.Children | and I love you |
| 3 | ポカリスエット「見上げる夏」篇 | 大塚製薬 | Mr.Children | 未来 |
| 4 | フレッツ光「宣言」「光×プロバイダ」「光×マンション」篇 | NTT東日本 | SMAP | エイトマンのテーマ |
| 5 | 午後の紅茶「好きです。紅茶が『夏』」篇 | キリンビバレッジ | 松浦亜弥 | 気がつけば あなた |
| 6 | MATCH「原宿・大パニック!!」「CM版電車男」 「MONOCHRO RANGE」篇 |
大塚ベバレジ | ORANGE RANGE | お願い!セニョリータ |
| 7 | カナダドライジンジャーエール「ゴールドマイン 新パッケージ登場」篇 | 日本コカ・コーラ | クインシー・ジョーンズ | 愛のコリーダ |
| 8 | 「連発メール」篇 | ボーダフォン | 木村カエラ | リルラ リルハ |
| 9 | ヨコハマタイヤ 2005 ECOタイヤ DNA S.drive 「ウインドファーム」篇 |
横浜ゴム | Def Tech | My Way |
| 10 | Banパウダースプレー「ライブ」篇 | ライオン | 大塚愛 | SMILY |