「砂の器」NY映画祭出品
故・野村芳太郎監督を追悼
4月に死去した野村芳太郎監督(享年85歳)が
メガホンを執った「砂の器」(1974年、松本清張原作)が
今秋開催の「第43回ニューヨーク映画祭」で
特別上映作品として出品されることが4日、分かった。
今年で43回目の歴史があるこの映画祭は
9月24日から10月20日まで行われる。この中で
110周年を迎えた松竹作品の特集が組まれる予定で
「砂の器」がそのオープニングを飾ることがこのほど決定。
NYリンカーンセンターで上映される。
ノンコンペの映画祭ながら新旧、世界各国から
えりすぐりの名作の数々が上映され、“外れ”
作品がないことに定評がある。2003年には
小津安二郎監督の生誕100周年として全作品が上映され、
評判が良かったことも今回の運びにつながった。
野村監督の代表作「砂の器」は、出生の秘密を
隠し通すために恩人を殺害した天才音楽家の悲劇と
迷宮入り濃厚の事件を執念で捜査した刑事を軸に描いた
邦画有数の社会派サスペンス。
6月18日からは東京・東劇、大阪・梅田ピカデリーなどで
同作のデジタルリマスター版が封切り。高画質のデジタル修復で
公開当時の色彩の鮮やかさを復元する。