ロックベーシスト 西本圭介 -125ページ目

ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

こんにちは。ケースケです。
 
最近はギターばかり弾いています。
これまでの人生でギターを本気で練習したことはなくて、ベースでギターフレーズを弾くことのほうに興味があったので、ギターはレッスンで最低限教えられる程度のオープンコードとかを弾けたくらいでした。
 
51才になり、残りの10年は新しいことにチャレンジしたくて、ギターを一生懸命練習することにしました。
単純にギターを練習することでベースのスキルと音楽力も同時に挙げられるので一石二鳥だからです。
 
さて、ギターを本気になってくると、楽器のコンディションとか鳴りに厳しい耳と体になってきました。
 
先日のブログでディスったように質の低い楽器は嫌ですね(T_T)↓

 

自宅には数本のギターとアコギがあるのですが、長年眠られていた弟が使っていたアイバニーズ PRO LINE SERIESの80年代中期のギターを復活させることにしました。

 

当時はイバニーズと言っていた時期でアラン・ホールズワースモデルなどもだしていて、スティーブ・ヴァイのJEMが出る前か同時期のモデルだと推測します。

 

ピックアップのレイアウトがまさにKramerギターが流行った時代のルックスでディマジオのピックアップとカラーノブが80年代のLAメタル期を彷彿とさせます。

最近はこういう80'sな雰囲気のギターがリバイバルしているので、使うのも悪くないでしょ!

 

ただ、このギターですが鳴りが鈍化しているのが顕著にわかり、チョーキングすると音が詰まる箇所があったので、僕がメンテナンスで信頼している名古屋のguitar & bass tech GRACIASさんに修理にだしました。

 

 

以下、グラシャス様から提供頂いた画像と動画、説明文を使って書いていきますね。

 
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これが愛機をplekの機械に設置したところです。 

 

 

初心者の方向けにPLEK(以下 プレック)を説明しますが、弦を張った状態でネックの反りやフレット状態、弦の振幅等を1/1000mm単位で測定してフレット形成も行うことです。

 

これ↓はプレックの測定最中です。

 

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施工前の測定結果です。

これは4弦ですが、フレットの浮きと削れのせいでガタガタです。

 

この結果を見たら今まで平気で弾いていた自分が恥ずかしくなります(汗)

 

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フレット浮きを止めるために、まずは指板の掃除です。

浮き止めの作業は企業秘密とのことです。

 

目視でわかるくらいにフレットはガタガタですな。

そしてフレットが浮くということは僕はグラシャスの坂田様に教えてもらうまで知りませんでした。

そりゃーフレットが刺さっているだけで浮いていると鳴らなくなりますよね(汗)

 

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↓(動画)浮き止めをしたフレット(左)と止める前の音の違いです。

明らかに響く音が違います。

 

 
こんな鳴らないフレットで弦が響くわけ無いですね。
 
「これだけの量を削ります」というシミュレーション画面です。
白い四角内の数字が削る量です。
(1/1000mm単位なので、例えば79だと0.079mmとなります。一番多く削るところで3弦3フレットの0.158mmです。)

 

 

さて、これから削り工程に入ります。

 

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フレットを削っている光景です。

 

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これが削っている動画です。

なかなか見たことある人は少ないので、レアですよ。

 

 

そして、グラシャスさんではしっかりと楽器のセッティングも依頼できます。

 

ロックナットの下にステンレスのシムが入っていましたが、6弦側が高過ぎ・1弦側が低すぎでしたので、メイプルの板でテーパー状のシムを作成してバランスをとりました。

 

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フレット上のRとフロイトローズ のRが合っていないため、1・6弦が低く3・4弦が高くなってしまいました。

もともとの誤差も含めて、1・6弦は0.3mm、5弦に0.2mmほどのブラスの板でスペーサーを作成して弦高バランスを整えました。

 

 

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Floyd Rose系は各弦ごとの微調整が出来ないと諦めていたので、やっぱメンテナンス頼んで正解!!

 

最終測定結果です。

フレットのガタガタがなくなりました!

 

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精神衛生的にもこうやって測定結果を見ると安心ですよね!!

 

ちなみに以前別件で僕の生徒が他のメンテナンス工房が組み立ててフレットも調整してOKと言われたベースがありました。

結構なお値段をお支払いになったそうです。

 

僕が弾くとバズ(ビビリ)だらけだったので、「本当にこれでセッティング完了といわれたの??」

ということになり、グラシャスさんにプレックを依頼しました。

 

そしたら測定結果はフレットはデコボコでとてもフレット調整したとはいえない代物でした。

プレックしたら完璧になりましたけど、正直手作業でフレット調整することが悪いとは思っていないし、昔は当然手作業だったので、ちゃんとしている技師もいるはずです。

 

ただ、ちゃんとフレット調整したとお金を払っても結果が伴わないエセの工房があることも事実です。

 

だから僕は自分の楽器は必ずグラシャス様でプレックしていただくことにしてます。

 

そして、納品されて弾いた印象はですね。

 

ギタリストではないので、抽象的に言い方かもしれませんが、ステンレスフレットに交換したような響きと滑りです。

コードの鳴りが綺羅びやかになって、ベンディングも楽だし、当然音が詰まらない。

 

弦高も均等で弾きにくい箇所も無く、弦高もローアクションにできるので、ギター初心者の自分でも弾きやすい。

 

正直言って、楽器セッティングが悪い方が弦高を上げてビビリを出せさないように弾きにくいセッティングで弾く意味がわからないです。

コストと効果のバランスを考えると、エフェクターを一個買うの我慢したら良い値段。

 

ブティックブランドのコンパクト・エフェクターを買うのもいいけど、鳴らない楽器にいくら良いバッファーをかまそうが、伝説級の歪エフェクター使っても全く意味ないと思うのです。

 

やっぱ楽器がちゃんと鳴っていること、操作性が良いことが大前提やと思います。

 

まじで僕はプレックをオススメします。

 

ぜひ気になったらグラシャス様へ〜!!