僕がチョッパーを乗らなくなった理由とレオンチーノ250が良いこと | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

こんにちはけーすけです。

 

最近、僕のブログきっかけでベネリ レオンチーノ250の購入に踏み切った方からのコメントが全国から入っていて、感謝いたします。

 

ここから読み始めた方は私のバックグラウンドが全くわからないと思うので、簡単にバイク歴を。

 

現在52歳。 

19歳のときに中免をとってそれ以降大型免許になりハーレーを中心に乗ってきました。

バイク歴はざっと⇓のPinterestに載せています。

 

 
現在はバイクは10台保有しています。
 
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現在もミュージシャンですが、途中で6年間ほど好きが高じてハーレーダビッドソン/ BMWモトラッド ディーラーやバイク中古車店に務めたことがあります。

なので、一応販売員としてのプロだったという面もあります。(メカニックではありません。)

 

そんな僕がチョッパーに乗らなくなった理由とベネリ レオンチーノ250が良いと思っている理由を書きますね。

 

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レオンチーノの前に乗っていたのが、ヤマハ XS650 リジット・チョッパーです。

アメリカで制作し新規輸入したものを国内で作り直しました。

 

まず、大前提としてこのバイクはめちゃくちゃ良かった。

楽しかったし、最高でした。

 

では何故、手放したかというと。

 

タンク容量が4リットルだったので80km程度(実用域では70km)が巡航距離の限界だった。

 

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4リットルタンクはちょっと異常に少ないですけど、よくチョッパーで流用するハーレー純正のスモールタンクでも8.5L。

リッター20kmとして巡航距離160kmくらい。

ただ山道でアクセル開け気味だと150kmが安全距離域。

 

 

例えば、日本列島だとあるあるのツーリングパターンとして、瀬戸内海⇔日本海みたいなシチュエーションを考えてみると、大排気量バイクで8.5リットルタンクだとかなり怖いというのがわかると思います。

 

チョッパーだと8.5リットルタンクをチョップして6リッターくらいにするのが定番なので、上図のようなシチュエーションだと山中でガス欠になることがあります。

 

そしてポイントとして土日祝だと田舎だとガススタがあっても閉まっていることが多いですし、今後の日本において山の中のガススタが増えることは無く、確実に減少します。

 

僕はその点を考えて、チョッパーに巡航距離を求めると、タンクが大きくなり、コンパクトにすることを良しとするチョッパーだとフォルムが悪くなります。

 

色々と悩んだ末にチョッパーに乗って、ツーリングを楽しもうというのが、自分の欲求を満たすのに適していないことがわかりました。

 

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チョッパーが嫌いになったわけではなく、たまたま今の年齢でバイクでやりたいことというのが変わったということですね。

 

レオンチーノ250の燃費はリッター32km
12.5リットルのタンク容量なので、タンク使い切って400km巡航出来ます。

実質は350kmで給油でOKって感じ。

 

上図の距離であれば、往復給油無しで帰ってこれるわけです。

これが非常に重要だと思います。

 

いくらカッコよくても、山の中でガス欠はしたくない。

というか、僕は何度もガス欠をしていますよ(涙)

 

以前、スポーツスターのチョッパーで山の中でガス欠直前になったため、下り道はエンジンを切って惰性で下りながら、必死でガススタを探したこともあります。

今は笑い話ですけど、その時は携帯電話も普及していない時代で生きた心地がしないし、ルックス重視のバイクに乗っていることを激しく後悔しましたね。

 

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チョッパーに乗らなくなった理由  / 排気量がいらなくなった

 

世の中には250ccや原付きのチョッパーもあるので、必ずしも大排気量という限定は必要ないですが、やっぱりチョッパーということになると、大半はハーレーダビッドソンがベース車両になるので、リッターバイクのことが多いですね。

 

僕はレオンチーノに乗り換える前にかなり真剣にハーレーダビッドソンを悩みました。

 

ただ、現行ハーレーや高年式のハーレーはあまり興味無い。これは個人的な趣向です。

 

ハーレーでほしい年式となると、も〜プレミア価格で手が出ません。

10年前までは単なる中古車価格だった車種も爆上がりです。

本来の価値を考えると買えたもんではないです。

 

負け惜しみを言うならば、まっ今どき、ハーレー乗っただけでドヤ顔っていうのもできない時代ですからね。

あえて高い金額でドヤ顔もできないものを買う必要がないかと思いました。

 

価格面以外でハーレーダビッドソンを断念した理由⇓

 

クラッチが重すぎてツーリングしてられない!

 

僕がほしい年式のギリギリ高年式のハーレーでもさ、とてもクラッチが握れないと感じました。

昔の自分ならできたでしょうが52歳になって体力とか握力が落ちている自分では地獄のように重いと思いました。

ライトクラッチキットとかあるんですけど、色々と対策するお金で中古の原付きが買えてしまうからねっ。

 

エンジンの熱が暑すぎて渋滞にハマれない

 

キャブの時代で昔のハーレーならまだしも、インジェクションでガスを薄くしているハーレーなんて夏場乗れません。

まじで股下が火傷しそうなくらい熱いです。

ディーラーで働いている時に色々な車種に乗りましたが、渋滞で足をつきながら長時間ハマったときなんて、大排気量の何のメリットがあんだよ!!! って腹が立つくらいです。

意外と語られないエンジンの発熱ですけど、ぜひ夏場にハーレーの試乗をしてみてください。
薄手のパンツだとマジで火傷するかもしれません。

 

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これは↑400ccのテンプターですけど、個人的にはエンジンの発熱の面では400ccくらいまでがベストだと思います。

 

単純にツーリングということを考えると、大排気量というのは燃費も悪くなるし、エンジン熱の問題。

車重が重たいという問題も含めて、高速でドキューンと1,000km走りますみたいなシチュエーションじゃないと良さは発揮しないだろうと思います。

 

僕はアメリカでハーレーダビッドソンでロングツーリングする企画をクラブハーレーさんと同行してやったことあります。

 

アメリカのフリーウェイは120kmくらいで全員が普通に巡航しているんで、アメリカだと排気量は大きいほうがいいし、120kmくらいを余裕で走るための車重ってのも必要なんですね。

アメリカに行ってわかることは都心部ではチョッパーなんて走っていません。

フリーウェイをチョッパーで走るのは自殺行為くらい大変ですからね。

だから大排気量がダメだと言っているのでは無くて、自分が走る環境・シチュエーションがとても大切だと思います。

 

僕の環境と走り方だと250ccで十分だと思った。車検もいらんし

 

自分はキャンプも苦手だし、行きあたりばったり系の旅ツーリングも苦手。

レーシックをしてから鳥目なので日が暮れて走るのも嫌い。

往復300kmくらいの日中ツーリングで十分っていう性格なんですね。

 

だとすると、走る道は高速ではなくて一般道が中心。

一般道で100km出すシーンなんてほぼ無いし、250ccで十分だと思ったんだ。

 

排気量マウント系のバカは250ccを下に見る傾向にあるけど、だったら車の世界で今どき7,000ccとか8,000ccとかの排気量に乗るヤツいるのかって話。

 

排気量でかいとエライみたいに考えるバカは「だったらお前は7,000ccのアメ車に乗っとるんだろーな!!」と聞き返したくなります。

そういうバカに限ってプリウス乗っていたりするんだよな(苦笑)

なので、そもそもバイクで排気量がどーたらとかいうのが時代錯誤も甚だしくダサいと思っとります。

 

そして、とにかく車検がいらんってのが250ccの理由かな。

車検無いんだったら400ccのほうが良い。

絶対400ccに乗りたい。

だけど、車検まで払って乗りたいかというと、車検払うくらいなら「せっかくなんでリッターバイク買おっ!! 」が本音。

 

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ここを見られる方は最近は初心者の方も多いみたいなんで、結局は欲しいバイクを買えばいいんですれけどね。

 

ただバイクを買っただけでは人生は何も変わりません。

ハーレーダビッドソンのディーラーにいたときに、数多くの盆栽バイクオーナーと会いました。

 

物凄くハーレーに期待をしてローンを組んで購入したけど、3ヶ月に1回も乗らないような人。

乗りたい時にバッテリー上がらせている人が続出。

バイクの知識ないから、ガス欠でクレーム入れてきたり、キルスイッチを入れたままで、エンジンかからないとクレーム入れてくるやつ。

もちろんニワカさんも大切なんですけど、200万も300万も払って、乗らないんだったら、20万の中古バイクを乗り潰せよ!って思う。

 

ハーレーで乗らなくなる理由のトップが[夏場はエンジンが熱くて乗れない][冬場は寒いから乗らない][あまり乗らないのでバッテリーが上がって乗れない][重いから車庫からの出し入れがシンドくて乗らなくなった][バイクを買っても走る友達がいない]こんな感じっすね。

 

初心者の方は多大な幻想を持って、高額なバイクなんて買わないほうがいいです。

 

維持することも金が掛かるし、ツーリングにもお金が掛かる。

2万円のローンを120回払うくらいだったら、20万の中古バイクを買って、毎月1万円をツーリング費用にしたほうが幸せだ。

 

別にレオンチーノ250を勧めないけど、コスパは良い

 

 

今はバイクの中古車市場も爆上がりで本来の価値とは違う動きをしている。

多分、もう少ししたら、もとの相場に戻ると思う。

この時代を考えると、新しい海外メーカーの新車価格帯ってのは異常に安い。

 

もちろん、長年所有したときの耐久性とかアフターサービスの安心感とか、不安もあるけどね。

 

ぜひこれからバイク探しの方は車種選びはもとより、月に何回くらい走るのか、どれくらいの距離を走るのか、自分の性格も考えたほうが良い。

 

メーカー・車種よりも信頼おけるバイクショップで買うほうが良い

 

僕は極論でいうと初心者は車種から選ぶべきではないと言っておく。

まずは中古車屋とかディーラーを回って、感じの良い店を選ぶべきです。

 

感じが良いというのは売ろう売ろうとして媚びを売ってくるということでは無い。

店員さんのマナーが良いとか、店が清潔とかそういうことだ。

だいたい胡散臭い店の店員は横柄だ! ←これは間違いない。

 

ショールームが清潔か、車体が毎日磨かれているかはとても重要だ。

 

あとは駄目なショップを簡単に見抜く方法がある。
 

グーバイクで気になる車種に対して、お問い合わせをしてみてください。

納車のトータル金額教えて下さいとか、ちょっとした質問を送ってみてください。

 

12時間以内に返答があったらたぶん良いショップです。

 

24時間以上放置されたら、できたら止めたほうがいいです。

 

返信が無いショップは絶対に関わるべきではないです。

 

なぜなら、買う可能性がある顧客からの質問に返答しないということは、買った後の緊急時連絡にも相手にしてもらえない確率が高いからです。

 

基本的にITリテラシーの低いショップとは付き合わないほうが良いです。

ただし、例外としてオーダーを何年も抱えているような人気カスタム・ショップは別です。

そういう店はちゃんとアポをとって客のほうが頭を下げるほうの立場だからです。

 

 

とにかく、上記したようなことをしないショップは社員教育が行き届いていない。

イコールでアフターサービスも適当にされる恐れがある。

経営者の性格とかフィロソフィーがわかってしまう。

 

だから、とにかく感じの良い店を選びましょう。

できたら、知り合いから紹介してもらいましょう。

 

そのショップが安心して勧めてくれる中古とかを買ったほうが、車種ありきで探して訳のわからん遠方のショップで買うほうがリスクが高いですからね。

 

ちょっと長くなったので、このへんにしておくけど、なにか質問あったらDMください。

 

それでは!